震度6強の“爪痕” 宮城・・・東北新幹線脱線で復旧作業続く

震度6強の“爪痕” 宮城・・・東北新幹線脱線で復旧作業続く

震度6強の“爪痕” 宮城・・・東北新幹線脱線で復旧作業続く

おととい発生した最大震度6強を観測した地震。東北新幹線が脱線した宮城県白石市の現場では、きょうも復旧作業が続いています。

私はいま、白石蔵王駅の南西2キロほどの地点にいます。きのうの地震で、東北新幹線が17両のうち16両が脱線し、今も現場に残されたままです。

きのう国の運輸安全委員会は、鉄道事故調査官2人を現場に派遣し、現場調査を行いました。きのうは車両や線路の状態を確認したということです。

その結果、線路に脱線した痕がなかったということで、新幹線が停止した後か、もしくは停止する直前に脱線したとみられるということです。また、地震は二度連続してありましたが、一度目で停止し、二度目の揺れで脱線した可能性があるということです。

鉄道事故調査官は、走行中の脱線と比べて被害がおさえることができたのではないかとの見方を示していて、きょう以降、乗務員に話を聞くなど当時の状況を詳しく調べる方針です。

この脱線事故の影響で仙台市内の高速バス乗り場は、東京方面に向かう人で混雑しています。

東北新幹線は、きょうも盛岡駅と那須塩原駅の間で終日運転を見合わせています。運転再開の目途はたっておらず今後、影響はさらに広がりそうです。

乗客
「(娘の)進学で引っ越しで、まさか(新幹線が)止まっていると思わなかった」
「きのうの昼に東京に着く予定だった。災害で予定が狂う経験を初めてした」
(18日11:44)

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