レールゆがみ橋脚破損・・・東北新幹線“脱線”復旧は?(2022年3月17日)
宮城県と福島県で震度6強を観測した16日夜の地震。これまでに死者3人、けが人は207人に上ることが分かっています。
また、東北自動車道では10カ所以上で道路がひび割れて隆起が確認されたということで、白石インターと桑折ジャンクションの間で通行止めとなっていましたが、復旧作業が進んで17日午後に通行止めが解除となっています。ただ、常磐道では一部区間で現在も通行止めが続いているという状況です。
そして、東北道の近くを走る東北新幹線では脱線が起きています。現場は宮城県白石市の白石蔵王駅から南に2キロの地点です。現場上空から報告です。
(重信友里アナウンサー報告)
赤い車両先頭に仙台方面に向かっていた東北新幹線は今も線路上にあります。
この時間は新幹線の横を作業員が歩きながら点検するような様子が確認できますが、列車を動かすような様子はありません。
一夜明け、新たな被害も判明しました。
架線を支える電柱が折れていたほか、橋脚が破損したりレールがゆがんだりしていたということです。
国土交通省の運輸安全委員会は脱線の原因を調べるため、鉄道事故調査官2人を現地に派遣しました。
2人は午後1時ごろに到着し、白石蔵王駅から歩いて現場に向かったということです。
JR東日本は午後4時前に会見を開き、21日までは那須塩原から盛岡間は終日、運休を発表しました。
22日以降の運転計画は被害状況を確認したうえで決めるとしました。
まだ被害の全容をつかめていないことや新たに被害が見つかる可能性があるということです。
また、去年2月に震度6強を観測した地震では脱線はしませんでしたが、設備に被害が出て運転再開までには11日かかっています。
現時点では仙台福島間は被害が大きく、年度内の復旧は厳しいとの認識を示しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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