“子どもたちも避難”劇場を空爆 プーチン大統領は“戦争犯罪人” ロシア ウクライナ侵攻
ロシア軍による無差別攻撃が止まりません。ウクライナ南東部で1000人が避難していた劇場が空爆され、多くの人ががれきの下敷きになっています。
街中にくっきりと浮かぶ鮮やかな赤い屋根。ウクライナ南東部の街・マリウポリにある劇場です。その建物を挟むように白い文字が。ロシア語で“子どもたち”と書かれているのです。この、子どもたちも避難していたとみられる劇場が16日、ロシア軍によって空爆されました。
ゼレンスキー大統領
「ロシアがマリウポリの劇場を空爆しました。犠牲者の数はまだわかりません、ロシアが市民に行ったことに胸が張り裂けそうです」
同じ16日、ホワイトハウスの会合に出席したアメリカのバイデン大統領。
記者との間でこんなやりとりが・・・
バイデン大統領
「彼(プーチン大統領)を何て呼ぶのかって、君は聞いたの?」
記者
「(プーチン大統領を) 戦争犯罪人と呼ぶかどうかです」
バイデン大統領
「そうか。戦争犯罪人だと思うよ」
プーチン大統領について「戦争犯罪人」とこれまでにない強い表現で言及したのです。
また、この日ゼレンスキー大統領がアメリカ議会に向けて防空システムなどの支援を訴えたことを受け、日本円で900億円を超える新たな支援を発表。アメリカの一部メディアはこの中に戦車を破壊できるほどの弾頭を搭載した「殺人ドローン」と呼ばれるものもある、と報じています。
ウクライナ危機をめぐる緊張が高まり続けるなか、停戦交渉に向けた「新たな動き」も。
イギリスのフィナンシャル・タイムズは複数の交渉筋の情報として、ロシアとウクライナの停戦交渉をめぐって15の項目を軸に協議が進められていると報じました。▼ウクライナは自国の軍隊は保持する一方で、NATOなど軍事同盟には加盟せず外国軍の基地や兵器を国内に置かない。▼代わりにアメリカ、イギリス、トルコといった国々がウクライナの安全を保障する、といった案が出されているといいます。
ウクライナ側交渉担当者
「ロシアは、計画通りに侵攻が進んでいないと分かっている、ロシア側の立場は大きく軟化した。近く停戦すると確信している」
さらに・・・
ゼレンスキー大統領
「声が聞けて良かった」
メリトポリ市長とみられる人物
「見捨てないでくれてありがとうございます」
ゼレンスキー大統領は、ロシア軍によって11日に拉致された南部のメリトポリの市長が解放されたと明らかにしました。ロシア軍の捕虜9人と“交換された”と、ウクライナメディアは伝えています。
しかし、ロシア軍による市民への無差別攻撃は依然ウクライナ各地で続いていて、こうした“新たな動き”が停戦への足がかりとなるのかは依然、見通せない状況です。
(17日14:48)
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