米中間で情報戦の様相 “対ロ支援”巡り機密リークか(2022年3月15日)
アメリカがロシアと中国の連携に懸念を表明しました。中国側が反発を強めるなか、アメリカの思惑です。
14日、ホワイトハウスから発せられたメッセージ。
サキ米報道官:「もし中国がロシアに軍事的、あるいはその他の援助を行い、制裁に違反したり戦争への支援をするのであれば、重大な結果がもたらされるでしょう」
「警告」とも取れる言葉は、「ロシアが中国に要請した」とされる「軍事や経済面の支援」に対するものでした。
複数の欧米メディアがこうした内容を報じていて、CNNなどは「ドローンを含む軍事支援を要請した」などとしています。
また、BBCは「こうした情報をつかんだアメリカは同盟国に伝えていた」としています。
中国側はこれに反論。
中国外務省の報道官:「最近、アメリカはウクライナ問題で中国を対象にした虚偽情報を相次いでまき散らしている」
「偽情報」などという可能性はあるのか。専門家は・・・。
明海大学・小谷哲男教授:「アメリカの情報当局が得た機密情報だと思います。メディアにもリークして、中国がロシアを支援しにくい環境を作り出したと考えられます」
小谷教授によれば、アメリカの情報リークで中国も苦しい立場に追い込まれるといいます。
明海大学・小谷哲男教授:「2月4日に習近平国家主席とプーチン大統領が会って、中ロの関係を限りなく発展させていくと言ったばかりです。非軍事的な戦場で食べる食料、このあたりであれば攻撃的な兵器ではないので国際社会の反発も少ないだろうと判断する可能性があると思います」
アメリカ、サリバン大統領補佐官と中国の楊潔チ政治局委員は14日、ローマで会談を開きました。
アメリカ政府高官などによれば、アメリカ側は「中国の行動がもたらす潜在的な影響や結果を率直に伝えた」といいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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