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「戦争は許せない。私が死ぬまで忘れない」東京大空襲きょうで77年 ウクライナで市民犠牲続くなか母と弟亡くした女性語る
第二次大戦中の東京大空襲からきょうで77年。ウクライナで日々、多くの市民が死亡するなか、東京大空襲の犠牲者の遺族は、「戦争で一般市民が犠牲になることを絶対に繰り返してはいけない」と訴えました。
84歳の本橋桂子さん。7歳の時、東京大空襲にあい、母親と2歳の弟を亡くしました。
東京大空襲で母と弟を亡くした本橋桂子さん
「防空壕に入っていました。母は弟のおむつをとり替えていて、私に隣のお姉さんと逃げてなと。隣のお姉さん3人が私を連れて行ってくれた。それだから生き延びている。母と一緒にいたら今はいない」
1945年の3月10日に起きた東京大空襲。アメリカ軍の無差別爆撃により、東京の下町一帯が火の海と化し、一晩で10万人が死亡したとされています。
東京大空襲で母と弟を亡くした本橋桂子さん
「本当に地獄、地獄を逃げました。私が死ぬまで忘れない。恨んでいます」
まさに今、ロシア軍によるウクライナ侵攻によって、多くの市民が犠牲になっていることについては・・・
東京大空襲で母と弟を亡くした本橋桂子さん
「どうにかしてあげられないのかな。子どもが可哀想。戦争っていうのはいけない。みんな離ればなれになっちゃうし。私みたいにいつまでも心に残る。それだけは許せない」
黒焦げになっているのは、空襲で犠牲になった人の着物。
東京・池袋では、東京大空襲の犠牲者の遺品や当時の資料などの展示会が開催されています。
展示会に訪れた大学生
「展示を見て友人の話を聞いて、ウクライナのことを他人事に感じてはいけないと。こういう機会で学んで、僕らが何らかの形で下(の世代)に伝えていかないと」
(10日19:41)



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