「心から感謝」住宅2階を避難者に 広がる“支援の輪”(2022年3月9日)

「心から感謝」住宅2階を避難者に 広がる“支援の輪”(2022年3月9日)

「心から感謝」住宅2階を避難者に 広がる“支援の輪”(2022年3月9日)

 ウクライナから避難した人は200万人を超えました。

 命からがら祖国を追われた人々へ、支援の輪は広がっています。

 ウクライナとの国境から100キロほどにあるポーランドの病院です。ウクライナから避難してきた病気を抱える人々に、無料で手術や治療を行っています。

 ウクライナから避難した人:「手術を無料で受けることができました。ポーランドの医師に感謝しています。命を救ってもらいました」

 民間でも、こんな支援があります。

 ポーランド・ルブリンに住むポーランド人のドューダック夫妻。避難した人を受け入れるため、自宅の2階を提供しています。

 避難者を受け入れる、マリア・ドューダックさん(60):「当然のことです。次は私たちが同じ経験をするかもしれない」

 夫婦が受け入れたのは、幼い孫ら5人を連れたオクサナさん一家です。10日前、ウクライナのコベリから150キロほどの道のりを逃げて来ました。

 ウクライナから避難した、オクサナさん(54):「近くの飛行場が攻撃されたので、必要なものだけ持って孫とすぐ避難しました」

 ウクライナから避難した、オルガさん(33):「ここにたどり着くまで17時間かかりました。この子が『家に戻りたい』と何度も泣きました」

 夫、そして息子は離れ離れになることを選びました。

 ウクライナから避難した、オクサナさん:「夫と息子はウクライナに残りました。母国を守るためです」

 ウクライナから避難した、オルガさん:「慣れ親しんだ家を出て、父や夫と離れることはつらかったです。行く先も何も、分かりませんでした。」

 ウクライナから避難した、オクサナさん:「戦争がどんなにひどいことか、言葉では言い表せません」

 行き場をなくし、悲しみに暮れる一家に手を差し伸べたのが、知人づてに一家のことを聞いたドューダックさん夫妻です。疲れ果てた一家に、ポーランド名物のリンゴのケーキが振舞われます。

 時には、オクサナさんが、ウクライナ料理を振舞うこともあります。

 避難者を受け入れる、マリア・ドューダックさん(60):「オクサナさんはとても料理が上手なんです」

 こちらの夫婦だけではなく、ボランティアセンターなどに避難者を迎えに行き、受け入れる人々は増えています。

 ウクライナから避難した、オクサナさん:「自分の家を提供し、避難させてくれました。心から感謝しています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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