東山魁夷の偽版画を作成し販売　元画商に有罪判決(2022年3月9日)

東山魁夷の偽版画を作成し販売　元画商に有罪判決(2022年3月9日)

　日本を代表する画家・東山魁夷の偽の版画を作成し販売した罪に問われた元画商に、有罪判決が言い渡されました。

　加藤雄三被告（53）は、日本画家・東山魁夷の「風吹く浜」の偽の版画などを作成して販売した、著作権法違反の罪に問われています。

　9日の判決で、東京地裁は「極めて精巧に作成されており、版画市場に流通した。著作権者の利益を大きく害している」と指摘しました。

　一方で「被告は反省し、東山魁夷にまつわる美術館に1400万円の寄付をしている」などとして、加藤被告に懲役3年・執行猶予4年、罰金200万円の有罪判決を言い渡しました。
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