「人道回廊」双方とも進展が・・・3回目の停戦協議終了(2022年3月8日)

「人道回廊」双方とも進展が・・・3回目の停戦協議終了(2022年3月8日)

「人道回廊」双方とも進展が・・・3回目の停戦協議終了(2022年3月8日)

 7日深夜から行われていた、3回目の停戦協議は、8日未明に終了しました。

■「人道回廊」双方とも進展が・・・

 ウクライナの交渉担当者:「人道回廊に関しては、小さな進展があった」

 ウクライナとロシアによる3回目となる停戦協議は、休憩を含み、およそ4時間にわたり行われました。

 協議は平行線をたどった模様ですが、市民を避難させるための「人道回廊」の設置については、双方とも進展があったという認識を示しました。

 ロシア側代表団:「我々が期待していた成果は、具現化されなかった。次回の協議で、より大きな進展があることを望む」

 4回目の停戦協議は近いうちに、再びベラルーシで行われることが決まりました。

■実現されず“血まみれの回廊”

 ロシアの攻撃が激化するなか、設置されることになっている「人道回廊」。ウクライナとロシアの間で合意されていましたが、2日続けて実現されませんでした。

 ウクライナ・ゼレンスキー大統領:「“人道回廊”を提供すると約束しました。しかし、“人道回廊”の代わりに、“血まみれの回廊”になりました」

 これに対し、ロシア側は・・・。

 ロシア国防管理センター・ミジンツェフ所長:「“人道回廊”は毎日、開かれています。しかし、ウクライナ軍は、ロシア方面に避難しようとする民間人の行く手を、断固として阻みました」

■「人道回廊」に“地雷”か・・・

 ウクライナ側に非があるとしたロシアは、日本時間の7日午後4時から、首都キエフなど4都市で、一時的に戦闘を中止し、「人道回廊」と主張するルートを設置すると、一方的に発表しました。

 しかし、その避難先は、西側のポーランドなどではなく、ロシアとベラルーシでした。

 ロシアの主張する「人道回廊」について、ウクライナ側は・・・。

 ウクライナ・べレシュチュク副首相:「このような“人道回廊”は、到底容認できません」

 いまだ、住民の避難は実現できていません。

 また、AFP通信によると、ロシア軍が包囲したマリウポリでは「人道回廊」に地雷が埋められていたため、人々が避難できなかったということです。

(「グッド!モーニング」2022年3月8日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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