3回目の停戦交渉が終了 ロシア側「『人道回廊』8日から機能することを期待」

3回目の停戦交渉が終了 ロシア側「『人道回廊』8日から機能することを期待」

3回目の停戦交渉が終了 ロシア側「『人道回廊』8日から機能することを期待」

ロシアとウクライナの3回目の停戦交渉が行われ、市民が避難するためのいわゆる『人道回廊』について、ロシア側が「8日から機能することを期待する」と発言したと伝えられました。

ロシアとウクライナの代表団による3回目の停戦交渉は7日、前回と同じベラルーシ西部のポーランド国境に近い地域でおよそ3時間にわたり行われました。インタファクス通信によりますと、ロシア代表団のメジンスキー大統領補佐官は交渉終了後、焦点となる『人道回廊』について、「8日から機能することを期待する」と発言したということです。

ウクライナの代表団のポドリャク大統領府長官顧問はツイッターで、『人道回廊』に関し、わずかに前進があったという内容の投稿をしています。ただ、ロシアとウクライナの間の本格的な停戦については合意にはいたらなかったとみられます。

こうしたなか、アメリカからは。

アメリカ ブリンケン国務長官
「合意した人道回廊をロシア軍が攻撃しているとの報告が続いている。世界はロシアに告げている。攻撃を直ちに止めろ、と」

ブリンケン国務長官は訪問先のラトビアで、ロシアに『人道回廊』周辺での攻撃を直ちにやめるよう求めました。

一方、IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長はウクライナのザポロジエ原発への攻撃について、「前例のない脅威だ」と指摘。現在、ロシア軍の管理下にある原発で通信が遮断されていることについては、運営上、安全ではないとの考えを示しました。
(08日03:54)

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