これから“社会に何ができるのか”…アニメーターの夫が胸中語る 京アニ事件死刑判決【ワイド!スクランブル】(2024年1月26日)

これから“社会に何ができるのか”…アニメーターの夫が胸中語る 京アニ事件死刑判決【ワイド!スクランブル】(2024年1月26日)

これから“社会に何ができるのか”…アニメーターの夫が胸中語る 京アニ事件死刑判決【ワイド!スクランブル】(2024年1月26日)

 36人が犠牲となった京都アニメーション放火殺人事件の裁判で、京都地裁は青葉真司被告(45)に死刑判決を言い渡した。閉廷後、亡くなったアニメーターの家族が心境を語った。

■被害者の夫「本当に涙がぽろぽろ出てきた」

 2019年、京都アニメーションに放火。36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせた罪などに問われた青葉被告に、判決が言い渡された。

裁判長
「主文、被告人を死刑に処する」

 青葉被告に、責任能力があったことが認められた。

 判決を受け、遺族の1人、京アニの看板アニメーターだった寺脇(池田)晶子さんの夫が思いを語った。

寺脇(池田)晶子さんの夫
「『主文』と言って読み上げられた時、本当に涙がぽろぽろ出てきた。1つの判決が出て、きりにはなったんだろうけど、本当に晶子がこれで浮かばれるのか。子どもがこれで、本当に100%前を向いて生活していけるのか。同時にそっちの不安というのもあったのも、正直なところ事実です」

■これから“社会に何ができるのか”考える大事さ

 寺脇さんが出席した公判は13回。裁判を振り返り、寺脇さんは携わったすべての人へ感謝の言葉を口にした。

寺脇(池田)晶子さんの夫
「本当に公私ともで支えてくれた遺族の皆さん、もしくは私の周りの方々、本当にきょうこうやって、この瞬間、この場、この気持ちで今、過ごせているということを本当に感謝している」

 寺脇さんは、裁判で明らかになった、青葉被告の半生などを踏まえ、これから“社会に何ができるのか”を考えることの大事さを語った。

寺脇(池田)晶子さんの夫
「しんどい中でも、『人生って捨てたもんじゃないよね』『社会って捨てたもんじゃないよね』というふうに思える。それが、残念なことに青葉さんにはなかった。だから、こんなことになった。というのが私の解釈。なんで青葉さんが死刑になってしまったのか。それは人を殺したから、それはそうなんだけど。そこの中で社会に対して警笛を鳴らさないといけないところ。判決も大事なんですが、僕からしたらそこを拾ってほしいかな」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年1月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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