「少しでも早く届けたい」郵便局員 「輪島朝市」金沢で復活の動きも 能登地震【グッド!モーニング】(2024年1月26日)
石川県内では、3週間遅れて年賀状を受け取るなど、日常を取り戻そうと少しずつ進んでいます。
■「年始の便り」 3週間遅れようやく手に
石川県能登町の能登郵便局では、24日から郵便業務が再開されました。道路状況が悪いため、個人宅への配達ではなく、被災者が窓口を訪れて直接受け取る形です。
郵便を受け取った人
「年賀状が届きました」
「うれしいですね。3週間経って落ち着いて、なんとか元気でいられるからありがたい」
3週間遅れで手にした年始の便り。郵便局員は自身も被災している状況ですが、「少しでも早く住民の手に届けたい」と業務にあたっています。
■特急バスが運行再開 1カ月間無料
交通も徐々に動き始めました。北陸鉄道では、金沢市と輪島市、珠洲市、能登町を結ぶ3路線の特急バスの運行を25日から再開しました。
バスは毎日、合わせて4往復し、所要時間は一番遠い珠洲市まで片道5時間ほどです。1カ月程度は無料で運行し、金沢市に2次避難している被災者やその家族に優先的に乗車してもらいます。
大規模な火災があった輪島市では、朝市が復活へ。再開の場所として挙がったのは、意外な場所でした。
■観光名所「輪島朝市」 金沢で復活の動きも
1000年以上の歴史を持つとされる輪島朝市は、地酒やお土産を求める客でにぎわう観光名所でした。
輪島朝市組合は「避難先になっている金沢市内で、朝市再建を要望する声が高まった」として、朝市を金沢市で復活させようと、24日に県漁協金沢支所らと会合を開きました。
朝市組合として、金沢の金石港で水揚げされた魚を干物にする案や、港の近くに露店を設置する案が出たということです。
輪島市民からは、「皆さん今、たぶん先が見えない中で生活されてると思うけど。期間決めて、しっかりその中で何ができるか考えられる、良いきっかけになると思います」「とにかく何かしらスタートライン。場所は別としても、まず復活させる機運を作らないと。(自分の店は)お客さんが朝市関連の人が多いから。お互い皆頑張るしかないですよね」といった声が聞かれました。
朝市組合は「朝市の灯をともし続けていくには、間をあけずに開く必要がある」として、5月以降の開業を目指しています。
(「グッド!モーニング」2024年1月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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