「対立越え、違い認め合う社会へ 共通点見いだしたい」インド系の米国務次官が来日(2023年2月10日)

「対立越え、違い認め合う社会へ 共通点見いだしたい」インド系の米国務次官が来日(2023年2月10日)

「対立越え、違い認め合う社会へ 共通点見いだしたい」インド系の米国務次官が来日(2023年2月10日)

 来日したアメリカのゼヤ国務次官がANNの取材に応じ、自身がインド系でアメリカでは少数派だったことを踏まえ、考え方が違う人と交流する場合は「お互いが共通点を見つけ、ともに行動することが大切だ」と強調しました。

 アメリカ、ウズラ・ゼヤ国務次官:「世界中の多くの国で私は『外見がアメリカ人に見えませんね』と言われます。私は『アメリカ人というのは外見などは一切、関係ないのですよ』と答えます」

 インドにルーツを持ち、30年近く外交分野で仕事をしてきたアメリカのゼヤ国務次官は9日、こう語ったうえで「移民国家のアメリカでは多様性があり、それがアメリカの強さだ」と述べました。

 一方で、LGBTなどの性的少数者や有色人種などが安心して参加できる社会の実現についてはアメリカでも賛否があると指摘したうえで、次のように話しました。

 アメリカ、ウズラ・ゼヤ国務次官:「あらゆる人々が参加する社会はより豊かで安全で、21世紀を素晴らしいものに導くと考えています。意見が異なる相手と関わることもあります。そういう場合はお互いに共通点を見つけ、問題解決のためにともに行動することが大切です」

 ゼヤ国務次官は、アメリカでは憲法に記されている「より完全な連邦」という理念のもとに、性的少数者や有色人種などが差別されず、あらゆる人々が安心して参加できる社会を実現するための努力が続けられていると述べました。

 また、ロシアがウクライナ侵攻を続け、「偵察気球」の問題が中国との新たな火種となるなか、人権や民主主義といった価値を高めていくにはアメリカと日本が協力することが重要だと強調しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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