「判決をだしてくれたよ。死刑になったよ」遺族が心境語る 青葉真司被告に死刑判決【京アニ裁判】|TBS NEWS DIG

「判決をだしてくれたよ。死刑になったよ」遺族が心境語る 青葉真司被告に死刑判決【京アニ裁判】|TBS NEWS DIG

「判決をだしてくれたよ。死刑になったよ」遺族が心境語る 青葉真司被告に死刑判決【京アニ裁判】|TBS NEWS DIG

36人が犠牲になった京都アニメーションの放火殺人事件。京都地裁は青葉真司被告に死刑判決を言い渡しました。

京都アニメーションの社員36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせた罪などに問われた青葉真司被告(45)。きょう午後2時前、京都地裁は青葉被告に死刑判決を言い渡しました。

裁判長
「一瞬にして地獄と化した京アニの第1スタジオで、非業の死を遂げた被害者らの恐怖や苦痛は計り知れず、筆舌に尽くしがたい」

143日間に及んだ裁判。争点となったのは「刑事責任能力の有無や程度」でした。

青葉被告
「自分が書いた小説を京都アニメーションにパクられた。“闇の人物ナンバー2”が京アニに盗作を指示した」

青葉被告は動機として「自身が書いた小説を京アニに盗まれた」などと主張。弁護側は心神喪失で無罪、または心神耗弱で刑の減軽を求めていました。一方、検察側は…

検察側
「妄想に支配された犯行ではなく、筋違いの恨みによる復讐だ。完全責任能力がある」

きょうの判決で京都地裁は「青葉被告は重度の妄想性障害だった」としつつも、「放火殺人を選んだのは『やられたらやり返す』というパーソナリティによるものだ」などとして、「責任能力がある」と認めました。

判決後、裁判に参加した裁判員が取材に応じました。

裁判員を務めた会社員
「(Q.判決を終えた今の心境は?)被害感情であったりっていうのを聞いてると、すごく心に突き刺さるものがあった。判決をしないといけないのは、すごく苦しくもありました」

また、裁判後、遺族の一人は…

寺脇(池田)晶子さんの夫
「(主文を聞いたとき)本当に涙がぽろぽろ出てきた。『(晶子に対しては)裁判所は事件の内容を正確に把握したうえで、判決をだしてくれたよ。死刑になったよ』って」

判決を受けて、京都アニメーションはコメントを発表しました。

京都アニメーション(代理人を通じて)
「判決を経ても、無念さはいささかも変わりません。彼ら彼女らが精魂込めた作品を大切に、そして今後も作品を作り続けていくことが、彼ら彼女たちの志を繋いでいくものと念願し、社員一同、日々努力をしてまいります」

事件から4年半、長い裁判の中で遺族らが納得するような謝罪の言葉が語られることはありませんでした。

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