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スパイか?二重スパイか?「ウクライナ側の停戦協議メンバーを処刑」海外メディア(2022年3月7日)
3回目の停戦協議が行われるとされるなか、ロシア軍による攻撃は激しさを増しています。キエフ北部の街では避難中の市民がロシア軍の発砲を受け、亡くなりました。
砲撃は市民が避難のために移動していた橋の近くで起きました。
取材中に目の前で起こった砲撃。画面奥では、被害者を引きずって安全な場所に運んでいます。
CNNキャスター:「市長が両親と子ども2人の家族が殺害されたと語りました」
もはや攻撃の対象は“無差別”となっているのでしょうか。
6日、ロシア軍の激しい攻撃を受けるウクライナ・イルピンでは避難中の市民8人が死亡しました。
イルピンの市長はロシア軍の進軍を防ぐためにウクライナ軍が破壊した橋を市民が渡って避難している最中に砲撃を受けたとしています。
避難する市民、それを助けるウクライナ兵士。お互いに「頑張れ、頑張れ」と声を掛け合っていました。
こうした避難する人たちのために2回目で合意したはずの一時停戦による「退避ルート」での市民の避難も実現していません。
ただ、プーチン大統領は一切、妥協しないと話します。
ロシア・プーチン大統領:「軍事行動を止めるのはロシアの要求が満たされた場合のみだ」
ウクライナとの妥協点を見出すのは困難なようです。
攻撃はウクライナ国内に残る人にも向けられているといいます。ロシア軍に対して抗議デモを行う市民と、その時・・・。
CNN:「彼が地面に倒れているところが映っています。この後です。足から血が出ているようです」
CNNによりますと、ロシア軍はデモ隊の男性に発砲、さらにデモ隊に向けても発砲したといいます。
また、ジャーナリストにも銃が向けられました。
車の中にいる小さいクルー。
取材クルーを襲ったのは訓練された人間だったといいます。この銃撃でカメラマンが防弾チョッキに2発、被弾しました。
また、CNNによりますと、イギリスメディアの取材クルーがキエフ近郊でロシア軍によるとみられる待ち伏せ攻撃に遭い、記者が負傷したといいます。
これは6日、ロシア軍がハリコフにある核物質を扱う研究施設の敷地内にロケットを撃ち込んだとみられる映像です。
侵攻から12日目、被害の拡大が止まりません。キエフ北西約60キロのボロディアンカ。州知事はロシア軍に制圧されて「ほぼ、完全に破壊された」と話しました。
去年8月のボロディアンカはロシア軍の侵攻前、こんなにも美しい街でした。ウクライナ市民の日常が奪われています。
戦闘が激化するなか、待たれるのが一時停戦での退避ルートの設置です。しかし、それを話し合う停戦協議のメンバーについて、驚きのニュースが飛び込んできました。
英メディア「THESun」:「スパイが処刑された」
ウクライナ側の停戦協議のメンバーが殺害されたと海外メディアが報じたのです。
海外メディアが報じたのは停戦協議のウクライナ側メンバーであるデニス・キレフ氏がスパイだったとして射殺されたというニュースでした。
「7ニュース・ドット・コム」(豪メディア):「ウクライナの高官、デニス・キレフが死体で発見された。彼は重反逆罪を犯し、ロシアのために働いていたと非難されていた」
ウクライナ治安当局の発表では、電話の更新記録からキレフ氏がロシア側に情報を漏らしていたスパイだと断定。報道によりますと、彼はウクライナの情報当局によって処刑されたといいます。
キレフ氏を巡っては、ロシアのスパイだったという報道だけでなく二重スパイだったという報道もあります。
キレフ氏により停戦交渉に何か影響はあったのでしょうか。
3回目となる停戦協議では、ロシアとウクライナは歩み寄ることはできるのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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