国連総会緊急特別会合 ロシア非難決議採択
ロシアのウクライナ侵攻をめぐる国連総会の緊急特別会合で、ロシアを非難する決議案が賛成多数で採択されました。
ロシアのウクライナ侵攻をめぐり40年ぶりに安全保障理事会の要請で開催された国連総会の緊急特別会合は2日、ロシア軍に対しウクライナから無条件での即時完全撤退を求めるなど、ロシアを非難する決議案を141か国の賛成多数で採択しました。
アメリカ トーマスグリーンフィールド国連大使
「国連に目的があるとすれば、それは戦争を防ぎ、非難し、止めることです」
ドイツ べーアボック外相
「我々は選択しなければならない。平和か侵略か。正義か最も強い者の意志か。行動を起こすのか見て見ぬふりをするのか」
決議では、国連憲章に違反し最も強い言葉で遺憾の意を表明すると明記されました。
ロシア ネベンジャ国連大使
「この決議文書は、軍事作戦に終止符を打つのに役立ちません」
一方、ロシアをはじめベラルーシ、北朝鮮など5か国が反対し、中国など35か国が棄権しました。
決議の採択で国際社会の総意を示した形になりましたが、総会決議には法的拘束力はなく、事態打開につながるかは不透明です。
(03日11:24)
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