台湾総統選 民進党・頼清徳候補がリード 争点は「中国とどう向き合うか」 日本時間13日夜にも大勢判明の見通し|TBS NEWS DIG
日本の安全保障にも関係する4年に一度の台湾総統選はさきほど投票が締め切られ、開票作業が行われています。現時点では中国と距離を置く与党の頼清徳候補がリードしています。
投票は30分ほど前に締め切られ、頼氏の支持者らは、ここで開票結果を注視しています。先ほど確認したところ、開票はまだ10パーセント程度ですが、頼氏がすでに10万票以上の差をつけています。
有権者
「やはり両岸(台湾と中国)の平和が最も重要だと思います」
「台湾のために神聖な一票を投じます」
これまでの世論調査でリードする頼氏は、けさ、南部の台南市で投票を行いました。
与党 民進党 頼清徳 候補
「きょうは絶好の投票日よりです。選挙に行って台湾の民主主義の活力を示してください」
総統選は中国とどう向き合うかが大きな争点で、日本にとっても安全保障の環境を左右する問題です。
これまで2人の野党候補に対し、「中国との統一と言う偽りの平和を求めている」などと責め立て、自身は中国と距離を置き、圧力には対抗する姿勢を示してきました。
一方で、総統選と同時に行われる国会議員に相当する立法委員の選挙では、民進党の議席が過半数を割るとみられ、“選挙後に柯文哲候補率いる民衆党に接近するのでは”という観測も出ています。
下馬評通り、頼氏当選の可能性は高いとみられますが、安定した政権運営ができるかどうか注目されます。
こちらは中国に融和的な立場をとる国民党の会場です。侯友宜候補はこのあと、こちらに姿を現すことになっています。
国民党 侯友宜 候補
「今日の天気のように、私の心も晴れ晴れとしています。選挙後はみんなで団結して、台湾の未来に向き合っていかなくてはなりません」
8年ぶりの政権奪還を目指した国民党ですが、最後まで民進党に追いつくことはできず、悲願の政権交代は実現しない見通しです。
特に選挙戦最終盤、国民党の馬英九前総統が中国の習近平国家主席について「信用しなければならない」と語ったことが陣営の足を引っ張り、民進党と民衆党へ票が流れていく最悪の結果を招いています。
さて、この選挙の結果をじっと見守っているのが中国です。民進党が有利にならないよう、経済的、軍事的圧力を強めてきましたが結局、功を奏しませんでした。
今後は、引き続き圧力をかける一方で、民進党と意思疎通を図るルートを模索することになりそうです。注目の総統選、今夜中に大勢が判明する見通しです。
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