ウクライナ側「人道回廊」での避難を延期 ロシア軍の“攻撃”止まらず・・・
ウクライナ南東部では、市民らを避難させるためロシア側と合意した「人道回廊」の設置が予定されていましたがロシア軍の攻撃が収まらないとして、延期となりました。
ロシアは、ウクライナ南東部のマリウポリとボルノバハでの「人道回廊」の設置と市民が避難する間の停戦を発表していましたが、マリウポリ市はロシア側がこれに反して攻撃を続けているとし、住民の避難を延期したと明らかにしました。
ウクライナの副首相は「ロシア側に砲撃をやめるよう求めている」と述べています。
AP通信などはロシアとの3回目の停戦交渉について、ウクライナ側が7日に行われると明らかにしたと報じていますが場所などは分かっていません。
国連人権高等弁務官事務所によりますとロシアが侵攻して以降、ウクライナでは、市民351人が死亡しています。
プーチン大統領は、5日、今回の軍事作戦について「難しい決断だった」と述べるとともに各国によるロシアへの制裁強化をけん制しました。
ロシア プーチン大統領
「今、科されている制裁は宣戦布告のようなものだ」
一方、アメリカのブリンケン国務長官はポーランドを訪れウクライナとの国境付近でクレバ外相と会談しました。
アメリカ ブリンケン国務長官
「全世界がウクライナのために立ち上がっています。ちょうど私が今、ここウクライナ国境に立っているように」
ブリンケン長官は「ロシアへの制裁が具体的な成果をもたらしている」とした上で、「戦争が終わるまでこの圧力を増していく」と強調しました。
(06日11:24)
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