ロシアの原発攻撃国際社会で非難強まる 「無謀」デモに大統領も

ロシアの原発攻撃国際社会で非難強まる 「無謀」デモに大統領も

ロシアの原発攻撃国際社会で非難強まる 「無謀」デモに大統領も

ロシア軍がウクライナのザポロジエ原発を攻撃したことを受けて国際社会では非難の声が強まっています。

国連安全保障理事会では、4日緊急会合が開かれ、アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使が今回のロシアによる原発攻撃について「信じられないほど無謀で危険だ」とするなど非難の声が相次ぎました。

これに対し、ロシアのネベンジャ国連大使は、ウクライナのナショナリストなどが核による挑発行為に及ぶことを防ぐために管理下に置いたと主張しています。

また、NATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長は。

NATO ストルテンベルグ事務総長
「この戦争がいかに無謀であるかを示している。ロシア軍の撤退が最優先されるべきだ」

ヨーロッパ各国ではロシアの侵攻に反対するデモが続いていて、ドイツのフランクフルトでは4日、ウクライナのゼレンスキー大統領もオンラインで支援を呼びかけました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「私たちが倒れるならヨーロッパも倒れるでしょう。だから黙ってはいけません」

ロイター通信によりますと、デモはヨーロッパ各地で行われチェコの首都プラハではおよそ4万人が参加したということです。

こうした中、G7=主要7か国の外相会合が、ロシアに対する極めて厳しい共同声明を発表しました。

原発や一般市民まで対象とする攻撃の即時停止とロシア軍の撤退を求め、応じなければ更に厳しい制裁を課し続けるとしています。また市民への無差別攻撃など戦争犯罪の責任を問うとして、プーチン大統領個人への非難を極めて強めた内容となっています。
(05日11:26)

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