電通元社員・高橋まつりさんの死から8年 母「愛する娘を失った悲しみは癒えない」(2023年12月25日)

電通元社員・高橋まつりさんの死から8年 母「愛する娘を失った悲しみは癒えない」(2023年12月25日)

電通元社員・高橋まつりさんの死から8年 母「愛する娘を失った悲しみは癒えない」(2023年12月25日)

 大手広告会社・電通の新入社員だった高橋まつりさんが亡くなって8年が経ちます。母親が命日に合わせてコメントを発表し、「愛する娘を失った悲しみは決して癒えることはない」と今の思いを語りました。

 高橋まつりさん(当時24歳)は8年前の12月25日、長時間労働の末に自殺しました。

 電通は7月に「ハラスメント撲滅・防止宣言」を発表しました。

 母親の幸美さんは「どうしてもっと早くにそのような取り組みを行っていなかったのか本当に悔しくてなりません」と思いをつづりました。

 また、長時間労働を強いられた医師やハラスメントを受けた宝塚の劇団員が死亡した今の問題に触れ、「長時間労働が当たり前の医療現場や厳しい上下関係を重んじてきた劇団の文化は、当時の電通の社風が思い起こされてなりません」と心境を語りました。

 「人としてもビジネスの上でも最も大切なことは、働くすべての人の人権を尊重した経営を行うことです。どうか経営者の方は人権侵害に対して確固たる姿勢で経営を行って欲しいと思います」と訴えています。

 厚生労働省は悩みを抱えている人に相談窓口の利用を呼び掛けています。
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