効率的に体を温めるには…“3つの首”が大切 「カイロのススメ」貼り方＆場所は？【スーパーJチャンネル】(2023年12月22日)
強烈寒波の影響で、とにかく寒い日が続くなか気を付けたいのが「低体温症」です。低体温症にならないために、どうすれば効率的に体を温めることができるのでしょうか。今回はマネキンを使って解説していきます。
■“3つの首”を温めることが大切
まずは体を冷えにくくする服装からです。
伯鳳会東京曳舟病院の三浦邦久副院長によりますと、首元をマフラーで巻く、そして手袋をする、さらに足元は短い靴下ではなく「くるぶし」まで隠れる長い靴下をはく。この3つが大切だそうです。
この3点セットを身に着けることで「体を冷やさないための“3つの首”が温まる」と三浦先生は話します。
“3つの首”というのは「首」「手首」「足首」のことです。服をしっかり着ていても、襟や袖から出てしまう首や手首は体の中でも露出しがちです。しかし“3つの首”は太い血管が通っている部位なので、そこをマフラー、手袋、靴下で温めることで血流が良くなり、全身に熱を行きわたらせることができるといいます。
■効果的なカイロの貼り場所（1）「おなか」
そして真冬の防寒対策として大活躍するのが「使い捨てカイロ」です。カイロも貼る場所によって全身の温まり方が違うというのです。
では、効果的に体を温めるためにはどこにカイロを貼ればいいのでしょうか。使い捨てカイロを販売するKINCHOに聞きました。
三浦先生の話にあったように、「首」や「足首」という“3つの首”にあたる部分にカイロを貼るのも良いそうです。それ以外ですと、全身を温めるためにオススメだというのが「おなか」です。
おなかの中でも特に温めた方がいいポイントがあるそうです。KINCHOによりますと、おへその下に指2本を置き、指の下が中心になるようにカイロを貼ると効果的に全身が温まるといいます。
おへそより指2本分下の部分に「気海（きかい）」というツボがあり、そこを温めると良いということです。
■効果的なカイロの貼り場所（2）「背中」
そして「背中」も大事なポイントです。KINCHOによりますと、背骨に沿うようにして肩甲骨のあたりに2枚貼るのが良いそうです。
というのも、肩から背中にかけて僧帽筋（そうぼうきん）という大きな筋肉があり、冷えると血流が悪くなり冷えてしまうので、この大きな筋肉を温めることが効果的だということです。
ただ注意点もあり、いくら寒くてもカイロを直接肌に貼ると低温やけどになる恐れがあります。上手に活用して寒さを乗り切りましょう。
（スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2023年12月22日放送）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
