経産省 福島第一原発の事故処理費用を1.9兆円増へ(2023年12月22日)
経済産業省は東京電力・福島第一原発の事故処理にかかる費用が従来より1.9兆円多い23.4兆円に膨らむ見通しを明らかにしました。
齋藤健経済産業大臣：「今後賠償等の費用の増加が見込まれるなか、東京電力が被災者や地元にしっかりと寄り添い、その責任をしっかりと果たしていくことが重要だ」
経産省はこれまで原発事故の処理にかかる費用の総額を21.5兆円と試算してきました。
ただ、処理水の海洋放出に伴う風評被害への賠償などが増えたことから、政府は東京電力に資金を貸し出すための交付国債の発行枠を1.9兆円拡大し15.4兆円としました。
このため、原発事故の処理にかかる費用の総額も23.4兆円に膨らむ見通しです。
処理費用の引き上げは2016年以来3回目となります。
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