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「息子に突き動かされた」過労死した医師の家族らが家族会を結成(2023年12月20日)
去年5月、兵庫県の病院に勤務する26歳の医師が過労死した問題で、母親らが「家族会」を発足させ「二度とこのようなことが起きないように」と訴えました。
亡くなった晨伍さんの母 高島淳子さん:「涙を流し、まぶたを腫らし、泣き伏せて悲しんでいるだけではなく、二度とこのようなことが起きないように、医師が過労死の被害者にも加害者にもならないように、何かできることがあるのではないだろうかと晨伍に突き動かされたように考え始めました」
医師の高島晨伍さん(当時26)は去年5月、勤務する神戸市の甲南医療センターで時間外労働が月に200時間以上にもなる過重労働の末、自宅で自殺しました。
晨伍さんの母親や同じ境遇の家族らは「医師の過労死家族会」を発足させ、20日に初めて会合を開きました。
医師の働き方の改善や労働環境の「見える化」などを厚生労働省に要請し、命よりも大切な仕事はないと強く訴えました。
家族会は今後、厚労省への働き掛けを続け、医師らからの相談に応じたいとしています。
母・淳子さんは「医師らの労働環境が改善されることこそが、息子が命を懸けて投げ掛けた『優しい上級医になりたい』という希望につながる」と話しました。
この問題を巡っては違法な時間外労働をさせたとして、19日に病院を運営する医療法人と院長らが書類送検されています。
甲南医療センターはANNの取材に対し、「ご遺族が刑事告訴した案件なので、書類送検されるのは当然の流れと考えており、今回の書類送検を受けて特にコメントすることはございません」としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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