“冬の嵐”ホワイトアウト「何も見えない」初雪ラッシュ…半日で雪かき3回の地域も【羽鳥慎一モーニングショー】(2023年12月18日)

“冬の嵐”ホワイトアウト「何も見えない」初雪ラッシュ…半日で雪かき3回の地域も【羽鳥慎一モーニングショー】(2023年12月18日)

“冬の嵐”ホワイトアウト「何も見えない」初雪ラッシュ…半日で雪かき3回の地域も【羽鳥慎一モーニングショー】(2023年12月18日)

 17日、雪により各地で大変な状況となりました。猛吹雪で見通しがきかないホワイトアウトが発生し、スキー場ではつむじ風のような現象も見られた所もありました。
 
■日本海側で…強風の影響とみられる事故が多発
 
 17日、北陸から九州にかけての広い範囲で初雪ラッシュとなりました。北九州市では雪が舞い、小倉城が霞んでいます。
 
 鳥取砂丘も一面、銀世界になりました。広島でも県内8つの観測地点で今季最低気温を記録し、去年より3日遅い初雪を観測しました。
 
 雪による死亡事故も発生しました。兵庫県新温泉町では、旅館の駐車場などを除雪していた重機がおよそ4.3メートル下を流れる川に転落。重機を運転していた旅館を経営する64歳の男性が死亡しました。
 
 日本海側を襲った冬の嵐で、強風の影響とみられる事故が多発しています。新潟市では、ホテルの看板が落下しました。
 
 ホテルのスタッフ:「“ガシャン”っていって、看板が倒れているって。道路をさえぎるかたち。ここら辺は(風は)すごかったですよ」
 
 群馬県高崎市では工事現場の足場が崩れ、周辺の電柱が根元から折れました。

 近くに住む人:「深夜ごろ、けっこう風が吹いていた。家がガタガタ揺れるくらい。朝方見に行ったら、電柱が4本くらい道路に倒れていた」
 
■北海道留萌市 最大瞬間風速36.0メートル
 
 冬の嵐は、公共交通機関にも影響を及ぼしました。猛吹雪に襲われた北海道の旭川空港では、東京行きの3便が欠航になりました。

 さらに、列車にも影響が出ています。17日午後8時ごろ、旭川から札幌に向かう特急ライラックは吹雪で視界が悪くなり、列車が立ち往生しました。

 車内アナウンス:「ただいまトラブルのため列車が停止しています。運転再開までしばらくお待ち下さい」
 
 家路を急ぐ乗客は、ぐったりとした様子を見せます。
 
 電車が停止してからおよそ20分、列車は安全のため速度を落として運行しました。
 
 車内アナウンス:「間もなく発車いたします。ドアが閉まりますのでお気を付けください。ただいま吹雪により視界が非常に悪いため、通常よりも大幅に速度を落として運転中でございます」

 定刻よりおよそ2時間遅れで、札幌駅に到着しました。
 
 日本海に面する北海道留萌市では、今シーズン一番の寒気が流れ込みました。留萌市では、12月としては観測史上最大となる最大瞬間風速36.0メートルの猛烈な風を観測しました。
 
 前を走るトラックは、吹雪の中に消え、すぐに姿を確認することができなくなってしまいました。信号機はかすかに見える程度で、後続車も吹雪の中に消えていってしまいました。

 道路の先に見える建物は、うっすらと影が見えるだけ。暴風雪警報が出されるなか、木は風にあおられ、根元から揺れているのが分かります。向かってくる車はヘッドライトしか確認できず、車体の色が分からないほど。吹雪が地鳴りのような音を響かせ、真横に流れているのがはっきりと分かります。
 
 道路では強風にあおられたのか、軽トラックの荷台部分が風で飛んでしまったようです。

 男性が必死で傾いた骨組みを直しています。海側からの強烈な風を受け、シルエットすら確認できないほどです。男性は風によろめきながらも、運転席に乗り込みます。

 港でも、激しい吹雪がカメラマイクを直撃しました。係留された漁船も大きく揺れています。この暴風に電線も揺れ、ちぎれそうです。

 横断歩道を渡る人も踏ん張りながら、飛ばされないよう注意深く歩いています。そんななかでも、雪かきをする人がいました。

 留萌市民:「風と雪が舞ってて、顔に雪が当たって痛い。本当は外にも出たくなかったんですけど、駐車スペース作るのにしょうがなく」

 「留萌に住んでおよそ20年」という女性も驚く激しい雪と風。
 
 留萌市民:「留萌で初めてというか、こんなこと今までない。すごいと思います。こんなに何も見えないみたいなのは初めて。もうすごいですよね。とにかく言葉が出ないっていうか」
  
■旭山動物園のペンギン 外国人観光客に人気
 
 16日、41センチの積雪となった旭川市。
 
 旭川市民:「今年は、もうすごいですね。朝から晩まで降っている感じ」「もう除雪とか、車を出すとか、駐車場に入れても雪がひどい。もう雪いらないですね」
 
 旭川市の最低気温はマイナス8.8℃と凍てつく寒さのなか、この数日で急に積もったという雪により、住宅街では除雪作業に追われる人たちがいました。

 旭川市民:「びっくりです。こんなにいっぺんに積もるってことはあまりないです。今年は雪少ないねって喜んでいたんですけど」「ひどいです。(雪かきは)3回目」「(Q.何日間で3回目?)午後から」「(Q.息が切れていますが?)雪かきすると力がいるから、疲れるけれど、仕方ない」
 
 雪は夜になっても断続的に降り続き、住民たちは連日の除雪作業に追われていました。
 
 旭川市民:「10センチ以上は積もったかな。(雪かき)2時間ぐらいやってるね。朝起きて積もってたらやって。また日中降ったら夕方やって」
 
 旭川市の観光スポット・旭山動物園には、たくさんのお客さんがやってきました。
 
 来園客:「耳あてとネックウォーマーと下にマフラーと。ズボンも防風のものに。靴下も2枚履き。あと腰に貼るカイロ」

 この日、訪れた人の多くは外国人観光客です。
 
 マレーシアから来た家族:「マレーシアから来ました。動物が生活しているのを子どもたちに見せたくて」

 アザラシやホッキョクグマなど、雪の中で生き生きとする動物を一目見ようと、人だかりができました。なかでも人気だったのは、屋内にあるペンギンエリアです。
 
 インドネシアから来た親子:「(Q.ペンギンを見た感想は?)私の娘みたいにかわいい」「(Q.ペンギンの好きなところは?)くちばし!」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年12月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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