戦後78年 父と生き別れ“無国籍”のフィリピン残留2世が墓参 “母の記録”発見(2023年12月16日)
太平洋戦争中に日本人の父親と生き別れた無国籍のフィリピン残留2世が来日し、父親の墓を訪れました。国籍の回復に向け、血縁関係の証明につながる新たな証拠も見つかりました。
フィリピン残留日本人2世のアカヒジ・サムエルさん(81)は、父親の出身地・沖縄で親族として名乗り出た「赤比地」家の人たちと墓参りしました。
アカヒジさんは父親と生き別れた後、血縁関係を証明する書類などが焼失したため、日本国籍を取得できず、無国籍状態となりました。
今月に入り、親族が提供した家系図などを調べたところ、アカヒジさんの母親とほぼ一致した名前が見つかったということです。
今後、DNA鑑定も視野に日本国籍の回復を目指します。
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