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人気回転寿司もイチゴ農園も AIとITが支える新しい食
農業や漁業で人手不足が叫ばれるなか、最新のAIやIT技術で解決するとする動きが大きく広がっています。
くら寿司で始まる「愛媛県フェア」。
特産のイヨカンのオイルをエサに混ぜ、爽やかな香りが口いっぱいに広がるハタなどが楽しめます。
そんななか、注目はこちらの鯛。
どう見ても普通の鯛ですが…
「東京に私が愛媛の鯛にタブレット1つで餌をあげることができます」
最新のIT技術やAIを駆使した養殖の鯛です。
いけすの中をAIがリアルタイムで確認。
しっかりと餌を食べているかなど魚の食欲を認識します。
最適な量やタイミングでのエサやりが可能でエサのロス削減に貢献できます。
さらに…
くら寿司広報・マーケティング本部小坂博之さん
「だいたい3日分ぐらいの餌を入れることができますので効率化される」
人手不足が深刻な漁業においても魚の安定供給につながります。
くら寿司広報・マーケティング本部小坂博之さん
「魚価の原価の高騰というのも否めない事実ではありますので、安定してやっぱり仕入れする必要がありますので、期待しております」
AIやIT技術を使った食材の成育は、漁業だけではありません。
埼玉県の農園を訪ねてみると…
真っ赤でつやつやな苺が来たる春に向け準備万端です。
このイチゴ、先月から人の手を離れIT技術によって管理されているんです。
いちご畑高荷政行社長
「今ロボットで苺の画像を撮影してるところです」
ロボットはNTT東日本などが農業用に開発。高精細のカメラで撮影した画像をもとに、状態をAIで解析し病気の検知などを行います。
また、成熟したイチゴの数を把握。
来客数を事前に調整することでフードロスの削減に繋がります。
このような作業をロボットに任せることで1時間半の時間短縮が実現しました。
いちご畑高荷政行社長
「(農業界の課題は)まずは後継者不足。新しい後継者を作りながら、持続可能な限り、おいしいいちごを作っていけたらな」
AI技術が私たちの食生活を支えてゆくことになりそうです。
(04日17:45)
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