五ノ井さん元上司に有罪判決 「反省を」懲役2年 執行猶予4年(2023年12月12日)
元自衛隊の五ノ井里奈さんへの強制わいせつ事件を巡って福島地裁は12日、無罪を主張していた元上司の被告3人全員に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
■五ノ井さん 元上司に有罪判決
自衛官だった五ノ井さんが性被害を告発して約1年半。強制わいせつ罪に問われた元上司の被告3人に対する判決が12日、福島地裁でありました。
言い渡されたのは、いずれも懲役2年、執行猶予4年の有罪判決です。
五ノ井里奈さん:「もともと私は刑の重さというよりも、彼たちがしっかり事実を認めて反省してほしい思いでずっと戦ってきた。しっかり犯罪ということをきょう示したと思うので、自分たちの行動にしっかり向き合って反省してほしい」
判決によると、被告の3人が陸上自衛隊の演習場内で五ノ井さんを押し倒し、下半身を押し付けるなどのわいせつな行為に及んだのがおととし8月。
去年10月、3人は直接、五ノ井さんに謝罪をしていましたが、裁判が始まると一転して無罪を主張しました。
五ノ井さんにとって声を上げてからの1年半、あまりに長い日々でした。
五ノ井里奈さん:「法廷の場でもフラッシュバックしちゃうとか、あの光景。体力、気力、本当に1回ずつの公判で削られていっているので」
公判中に倒れたこともありました。しかし、それでも一つの望みを持って裁判に向き合ってきました。
五ノ井里奈さん:「こういう被害はなかなか声を出せない戦えない人もたくさんいるので、前例を作れたことによって悪いものは悪いときょう判断してもらえたのでこの戦いによって、良い社会が生まれるように自分1人の戦いではないと思っていたので、頑張って戦ってきました」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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