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裾野市で爆破体験…観光資源に 市長「他の街と差別化」旅行会社「なかなかない経験」(2023年12月12日)
静岡県裾野市で行われた“あるツアー”で撮影された記念写真。整列する参加者の後ろで、なぜか大爆発が…。実はこれは、町おこしの一環だという。一体、どういうことなのか。
■年度内の「ツアー商品化」を目指す
富士の裾野に広がる大自然に囲まれた町、静岡県裾野市。先月、その静かな町で行われていたのが、カーチェイスに…響く爆発音!
国内屈指のカースタントチーム「タカハシレーシング」の屋外スタジオで、「爆破体験」を組み込んだモニターツアーが行われた。
テレビで見た“あの爆発”。映画で見た“あのシーン”。さらに、ミュージックビデオなどのド迫力シーンの撮影で使われている。
この「爆破体験」のモニターツアー。実は、裾野市が企画したのだが、その理由について、村田悠市長は次のように話す。
村田市長:「継続的に経済効果が見込め、他の街と差別化を図っていきたい」
裾野市は「爆破」を新たな観光資源にしようと、目をつけたのだ。そのため、今回のモニターツアーには、旅行会社も招待された。
旅行会社のシニアマネージャー:「これは、なかなかない経験ですね。十分商品としてツアーに組み込めるので、ぜひやりたいです」
市は、年度内のツアーの商品化を目指している。そして最終的には、ふるさと納税の返礼品として登録することが目標だという。
■「ロケ地」観光資源として…観光客を
裾野市が爆破体験ツアーを売り出そうとしている背景を見ていく。
富士山麓の広大な自然に囲まれた裾野市には、富士サファリパークなどがあるものの、近年は観光客が減少傾向にあった。
そのため、市が実施した意識調査では「特別な観光名所がない」「広大な自然があるが、上手に活用できていない」等の意見が寄せられていた。
そんな中で市が注目したのが「ロケツーリズム」だ。
実は裾野市は都心からもアクセスが良く、自然を生かした映画やドラマなどのロケ地として人気があり、昨年度は過去最多となる35件のロケが行われたという。
そのため、市ではこうした「ロケ地」を観光資源として観光客を呼び込もうとしている。
そして、その起爆剤として期待が寄せられているのが、今回の「爆破体験ツアー」。実は、こうした「爆破体験」は近年注目されている。
具体的に見ていくと、多くの戦隊ヒーローなどの爆破の撮影で使われる栃木県の岩船山では「岩船爆破体験ツアー」がすでに実施されている。
体験に訪れるのは、ファンだけでなくウエディングフォトの撮影などにも利用されることもあるということだ。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年12月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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