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#shorts 有名パン店名乗り訪問販売 「うちとは関係ない」困惑…生クリームパン人気【詳細版】【知ってもっと】
生クリームパンの老舗店が勝手に店の名前を使われ、関係のない商品を販売されるという事態に見舞われています。
番組の取材で、こうした不審な販売が全国各地で起きていることが分かりました。
■全国各地から…“訪問販売”の報告が続出
清水屋 営業部課長 越智茂さん:「そういう売り方自体はやめていただきたいのが、弊社としての気持ちですね。正々堂々と自社のブランドアピールで売っていただきたいのが気持ちです」
番組の取材に困惑した様子で語るのは、岡山県に本社を構える生クリームパンの専門店「清水屋」です。
「清水屋」の生クリームパンと言えば、やわらかい生地にぎっしり詰まった濃厚なクリームが人気です。
百貨店や駅の特設売り場など全国各地で販売する「清水屋」。今、その商品を巡るトラブルに巻き込まれています。
清水屋のXから:「清水屋をかたる訪問販売が来ましたら清水屋とは全く関係のない業者ですのでお気を付けください」
何者かが勝手に「清水屋」の名前を使い、クリームパンの訪問販売を行っているというのです。
SNS上には「以前、うちにも来た!」「うちにもたまに来るけど、疑ってもなかった…」など、全国各地から訪問販売をされたという報告が続出。
越智さん:「基本的にやっぱり首都圏、中部、大阪とかが多かった。もうどこに飛び散っていったのか分からない状況なんですよ。本当、得体がちょっと知れない」
番組は2カ月前、神奈川県の自宅に訪問販売が来たという男性から話を聞くことができました。
今年10月 訪問販売が自宅に:「なんか、ちょっと家の上(の階)から見ていたら、ん?と思って。なんだあれはと不審に思って。実は(さらに10月から)2カ月前にも、似たような台車を押して、のぼりを持った人が、真っ昼間に来て。もしかしてまたかと思って、上からちょっと写真撮ってという感じ」
男性が撮影した写真には、保冷バッグを台車で運び、笑顔で訪問販売する20代くらいの男性が映っています。
今年10月 訪問販売が自宅に:「ちょっと僕、一応、清水屋さんに直接聞いたところ、そんな販売していないことが分かって、やっぱり怪しいなって」
横浜で訪問販売を受けたという人は、次のように話します。
横浜で訪問販売受けた人:「直近では今年の7月か8月に訪問販売が来ました。20代~30代の比較的若めな男女で『清水屋』や『クリームパン』と書かれたのぼりがついた台車を押していました。テレビで紹介された人気のクリームパンを売っていると話し、社名などは特に名乗られませんでした」
購入を断ると、男女2人組は隣の家に移動し、再び訪問販売を行っていたといいます。
番組の取材によると、明るくハキハキとしゃべる30代前半くらいの男性や、若い女性が1人で販売に来るというケースも確認されています。
清水屋は、過去一度も訪問販売を行ったことはありません。
一体、誰が清水屋の名前をかたって訪問販売しているのでしょうか?
■多い時には月100件以上の苦情…さらに悪質な問題が浮上
実は、こうした事例が確認されたのは、今回が初めてではありません。
越智さん:「2020年くらいですかね。そういう電話が多くなってきたのは」
当時、清水屋は、ある販売業者に問屋経由でクリームパンを卸していました。その時の契約は、催事場や駅などで売ることでした。
しかし、断りなく訪問販売が行われ、その苦情が頻繁に清水屋に入るようになったのです。
越智さん:「他人の敷地に黙って入ったり、当然、訪問販売ですね。町中で声掛けて販売したり、悪質なやつになるとコンビニの入り口でお客さんに売りつけたり、当然、工場とかのも入って売ったり。すごく悪質な売り方になった。やっぱり一番びっくりしたのが、コンビニの店員に売りつけたらしい。もう制服着ているようなコンビニ店員にこれ買ってくれませんかみたいな感じで。あれは驚きましたね。当然、大手チェーンさんの本部からお叱りの電話が入った」
多い時には、月100件以上の苦情が寄せられたことも。
清水屋は「冷蔵商品のため、保冷バッグなど簡易的な形で販売するのは絶対やめてください」と警告してきました。クリームパンを訪問販売している人に対し、直接注意をしたこともあるといいます。
越智さん:「俺ら知らないみたいな感じですね。単純にアルバイトできている感じ。募集があったんで来た。これやれと言われたからやってますみたいな感じ」
去年7月には、販売会社との契約を解除することに。苦情の電話は激減しましたが、1年たった今年の秋、さらに悪質な問題が浮上しました。
越智さん:「清水屋の商品って言われたんで買ったんですけど、裏面見たら清水屋の文字ない。清水屋作ってないんですかとか。ちょっと増えてきている状況なんですよね。これは困ったなと」
同じ業者かは不明ですが、今度は清水屋の名前が入っていない商品を、清水屋とかたって売るケースが出てきたのです。なぜか、栃木県からの苦情が多いといいます。
■法的に問題は?弁護士「違反の可能性もある」
勝手に社名を使い、訪問販売をしていた今回のケース。法的に問題はないのでしょうか?
知的財産法に詳しい 福田政之弁護士:「他人の名前、もしくは商品名を勝手に使って販売行為をすることで、不正競争防止法違反、もしくは登録商標であれば、商標法違反等が考えられると思う。また訪問販売するときには、氏名を表示しなきゃいけないので、それに関しては、特定商取引法という訪問販売を規制する法律があるが、その違反の可能性もある」
(「グッド!モーニング」2023年12月11日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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