袴田事件 再審公判 最大の争点「5点の衣類」実物が法廷に(2023年12月11日)

袴田事件 再審公判 最大の争点「5点の衣類」実物が法廷に(2023年12月11日)

袴田事件 再審公判 最大の争点「5点の衣類」実物が法廷に(2023年12月11日)

 いわゆる袴田事件の第4回再審公判が静岡地裁で開かれ、11日午後には弁護団が再審の最大の争点となっている5点の衣類の実物を法廷で示す予定です。

 袴田巌さん(87)は1966年、静岡県の旧清水市で一家4人を殺害したなどとして死刑が確定しています。

 4回目の再審公判の11日、姉のひで子さんは午前10時半ごろ、弁護団とともに静岡地裁に入りました。

 午前は検察側が前回に続き、5点の衣類は袴田さんの犯行着衣だと立証しています。

 これに対し、弁護側は午後から5点の衣類の一部を法廷で示し、ズボンのサイズがステテコよりも小さいことなどを指摘して、改めて5点の衣類が捏造されたものであると主張する方針です。
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