「魔のカーブ」バス転落で17人死亡 過去にも事故が…ブレーキ利かない?(2023年12月7日)

「魔のカーブ」バス転落で17人死亡 過去にも事故が…ブレーキ利かない?(2023年12月7日)

「魔のカーブ」バス転落で17人死亡 過去にも事故が…ブレーキ利かない?(2023年12月7日)

 フィリピンでバスが谷底に転落し、17人が死亡しました。この現場は「魔のカーブ」と呼ばれる事故が多発する場所でした。

■「魔のカーブ」 バス転落で17人死亡

 人々がロープを使い、崖をよじ登りました。その崖の下に目を向けると、横たわるのは黄緑色の屋根のバスです。カーブを曲がり切れず転落したのです。より近くで見ると、バスはもはや原形をとどめていません。

 地元住民とみられる人々が崖を下り、乗客を救出しました。

 現場はフィリピン中部のパナイ島。現地メディアによると、バスは島の南岸にあるイロイロ州から、隣のアンティケ州北部にあるクラシという町に向かっていたといいます。

 バスには約30人が乗っていて、乗客や運転手ら少なくとも17人が死亡し、7人が重体だということです。

 ロイター通信によると、地元州知事は現地のラジオでこう話したといいます。「私たちは、あのエリアを“キラーカーブ”と呼んでいます」

 “キラーカーブ”。事故が多発する魔のカーブだというのです。グーグルマップのストリートビューを見てみると、現場のカーブは狭くはありませんが、山の中の坂道にあることが分かります。

 現地当局によると、バスはブレーキが突然、利かなくなり、カーブを曲がり切れなかった可能性があるとしています。

 ただ、知事はバスが転落するのも2回目だと話し、国に対して新たなルートを作ってほしいと訴えています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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