新型コロナ救急搬送巡り 遺族が国などを提訴(2023年12月5日)

新型コロナ救急搬送巡り 遺族が国などを提訴(2023年12月5日)

新型コロナ救急搬送巡り 遺族が国などを提訴(2023年12月5日)

 新型コロナウイルスで死亡した男性の遺族が速やかな搬送がされずに適切な治療を受けられなかったとして、国や自治体に対して損害賠償を求めて裁判を起こしました。

 遺族:「何の治療もしてもらえず死ぬ世界は終わりにして下さい。お願いします」

 訴状などによりますと、千葉県船橋市の男性(当時23)はおととし8月、新型コロナに感染し、5回にわたり救急搬送を要請しました。

 男性には重症化リスクのある基礎疾患がありましたが、搬送先が決まらないまま心肺停止となり、その後、死亡しました。

 遺族側は速やかに搬送されず適切な治療を受ける機会が奪われて男性が死亡したとして、国や千葉県、船橋市に対し、およそ1億300万円の損害賠償を求めて裁判を起こしました。

 代理人弁護士によりますと、新型コロナの救急搬送を巡って国や県が提訴されるのは初めてとみられます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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