M7.7襲い住民パニック/天を突く巨大噴煙 登山者死亡/強風&高潮で浸水深刻(2023年12月4日)
■マグニチュード7.7 “住民パニック”
2日夜、突然部屋が揺れ、泣き叫ぶ子どもたち。マグニチュード7.7の地震が発生。警報音が鳴り続け、家族と一緒に慌てて外へ飛び出します。道路には同じように避難した多くの住民の姿がありました。倒壊の危険性があるため、建物の中にいられないのです。
激しい揺れで池の水が跳ね、波打つ姿が。フィリピンではおよそ2週間前にもマグニチュード6.7の地震が起きたばかり。大きな地震が相次いで発生しているのです。気象庁は日本の太平洋沿岸の広い範囲に津波注意報を発表。東京都の八丈島で40センチが観測されました。
■スマトラ島で噴火…11人が死亡
フィリピンで地震が起きた翌日、今度はインドネシア・スマトラ島で火山が噴火。登山をしていた11人の死亡が確認され、12人の行方が分かっていません。
およそ10日前にはパプアニューギニアでも火山が噴火。窓に映る巨大な噴煙。航空機のはるか上空まで灰が覆っています。その高さは1万5000メートル以上とみられます。
■ピサの斜塔の街で…“深刻浸水”
東南アジアなどで地震や噴火が相次ぐなか、ヨーロッパ・イタリアでは季節外れの嵐が襲い…。水に覆われた港町。場所はイタリア中部にあるマリーナ・ディ・ピサ。世界的に有名なピサの斜塔から5キロほどしか離れていない海沿いの町です。青空が広がっているにもかかわらず、街は水に沈み続けているのです。では、浸水の原因はというと…。
この地域を季節外れの嵐が襲い、強風が吹き荒れていました。現地メディアによると、低気圧が接近した影響で海水が吸い上げられたうえ、満潮も重なり、さらに海面は上昇。そこへ強風が波を運び、高潮が発生したのです。激しい風とともに波が街を襲い、海辺の港町の多くが浸水したのでした。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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