ミャンマーで銃撃され亡くなった長井健司さんのカメラとテープ 遺族が警視庁に提出(2023年5月25日)

ミャンマーで銃撃され亡くなった長井健司さんのカメラとテープ 遺族が警視庁に提出(2023年5月25日)

ミャンマーで銃撃され亡くなった長井健司さんのカメラとテープ 遺族が警視庁に提出(2023年5月25日)

 15年余り前、ミャンマーで銃撃され亡くなったジャーナリスト・長井健司さんが最後に握っていたとされるカメラと中に入ったテープを遺族が証拠品として警視庁に提出しました。

 ジャーナリストの長井健司さん(当時50)は2007年9月、ミャンマー・ヤンゴンで軍事政権へのデモの取材中、銃撃されて亡くなりました。

 最後まで握っていたカメラはその後、行方が分からなくなっていましたが、見つけ出したミャンマーメディアから先月、遺族に返還されました。

 25日午後、長井さんの妹の小川典子さん(63)は長井さんの事件を扱う警視庁中野署の捜査本部にカメラと中に入っていたテープを提出しました。

 長井さんの事件を巡ってはミャンマー政府が「流れ弾による事故」とする一方、日本政府は「意図的な銃撃」とみており、警視庁は今後、映像データを分析するなどして、当時の状況を詳しく調べる予定です。
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