「シリアの虐殺者」ロシア軍総司令官 すでに“残虐行為”・・・57人死亡の駅攻撃を命令か(2022年4月12日)

「シリアの虐殺者」ロシア軍総司令官 すでに“残虐行為”・・・57人死亡の駅攻撃を命令か(2022年4月12日)

「シリアの虐殺者」ロシア軍総司令官 すでに“残虐行為”・・・57人死亡の駅攻撃を命令か(2022年4月12日)

 東部での戦闘が激化しています。

■ドニプロ 空港攻撃・・・インフラ破壊

 ウクライナ東部の要衝・マリウポリ。ロシア軍が陥落を狙っています。

 8日から9日にかけては町の北側へ、さらに翌10日には、中心部から海へ抜けるルートにも侵攻するロシア軍に対し、ウクライナ軍は、何とか持ちこたえている状況です。

 ウクライナ参謀本部の会見(11日公開):「彼らは、マリウポリ完全支配に力を入れ始めた」

 同じく東部のドニプロでは、空港が攻撃を受け、インフラが破壊されました。

 ゼレンスキー大統領は、攻撃がさらに強まっていくとみています。

 ゼレンスキー大統領:「ロシア軍は、東部でより大規模な行動を起こすだろう。より多くのミサイルや爆弾が使われる可能性が高い。そのような行動に対し、我々は準備している。反撃する」

■「シリアの虐殺者」駅攻撃を命令か

 こうしたなか、アメリカメディアは、ウクライナ侵攻の総司令官に、ドボルニコフ将軍が任命されたと伝えました。

 シリアの内戦にロシアが軍事介入した際、無差別攻撃を指揮したとされ、「シリアの虐殺者」とも呼ばれている人物に、プーチン大統領は「英雄」の称号を与えています。

 アメリカ・サリバン大統領補佐官:「将軍の経歴には、シリア市民に対する残虐行為がある。ウクライナ市民に対する犯罪と残虐行為を新たに生むだろう」

 ドボルニコフ司令官による残虐行為は、すでに行われた可能性があります。

 57人が死亡した東部クラマトルシクの駅。複数のイギリスメディアは、西側関係者の話として、攻撃がドボルニコフ司令官の命令によるものだったと伝えています。

■ゼレンスキー氏“協議進展に勝利を”

 東部への大規模な攻撃が懸念されるなか、ゼレンスキー大統領は、停戦協議の進展には、マリウポリでの勝利が欠かせないという考えです。

 ゼレンスキー大統領:「マリウポリで我々が有利なほど、東部でも有利となり、交渉のチャンスが増える。ロシアとの交渉で有利となる。立場が弱くなったら対話すらできないだろう」

(「グッド!モーニング」2022年4月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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