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収監中のパレスチナ人も釈放…ガザ“戦闘休止の延長”模索続く(2023年11月27日)
戦闘がやむ間、イスラエル各地で喜びの声が上がっています。タイ人の労働者を含め、この3日間で、58人の人質が解放されました。ただ、家族がまだ拘束されていたり、ハマスの襲撃で亡くなっていたり、手放しで喜べる状況とは限りません。
26日に解放された人質の中に、4歳の女の子がいました。イスラエルとアメリカの二重国籍のアビガイル・イダンちゃん。ハマスによる襲撃時に、両親を殺害されました。父親の腕に抱かれていて、命は助かったそうです。拘束されている最中に4歳の誕生日を迎えました。
アビガイルちゃんの祖父:「孫の姿を見るまで信じられませんでした。いまは少し安心しています。うれしいですが、この子の両親はいません」
喜びに沸く光景は、ヨルダン川西岸でも広がっています。この3日間で、パレスチナ人の女性や子ども117人がイスラエルの刑務所から釈放されました。このなかには罪状を知らされず、裁判など手続きが取られることなく、収監されていた人も少なくないといわれています。
逮捕されてから1年以上、17歳の息子がやっと帰ってきました。
釈放された男性:「刑務所には飢えがありました。1部屋に、パン2袋だけ。11歳、12歳の子どもがいて、足りるわけがない」
この1カ月半、イスラエル軍が破壊の限りをつくしました。
ネタニヤフ首相は前線を訪れ、このまま戦争をやめる考えがないことを、改めて、明確にしています。
イスラエル・ネタニヤフ首相:「この戦争には3つの目的がある。ハマスの除去、人質全員の解放、そして、ガザが再び我々の敵にならないようにすることだ」
ただ、休戦を延長することについては、アメリカとも話しているようです。
アメリカ・バイデン大統領:「目標は、あす以降も戦闘休止を継続することです。より多くの人質を救い、より多くの支援物資が届くようにするのです」
イスラエル・ネタニヤフ首相:「(休戦を)1日延長するごとに、人質を10人解放する案がある。これは素晴らしいことです」
休戦の期限は日本時間28日午後2時。イスラエル政府は、さらに50人の解放を望んでいて、これが実現するなら、休戦を延長するとハマス側に伝えています。
住民:「家に戻れるなら“停戦”でしょうが、これは停戦ではありません。この後は、また恐怖と苦しみと攻撃の日々でしょう」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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