殺虫剤が効かない”スーパートコジラミ”も もし家で見つけたら?弱点は“熱”【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
韓国で急増しているという、害虫の「トコジラミ」。東京でもトコジラミの相談件数が増えていることがわかりました。
どのような対策をすればいいのか、解説します。
■「トコジラミ」各国で目撃相次ぐ 韓国では急増
南波雅俊キャスター:
韓国で急増している害虫の「トコジラミ」についてです。
トコジラミは各国で目撃が相次いでいて、韓国ではの現地メディアが「ビンデ(韓国語でトコジラミ)」と「パンデミック」を合わせて、「ビンデミック」と報じています。このような報道も11月に入ってから非常に増えてきたということです。
その前にはフランスで、2023年9月以降、パリの地下鉄や映画館などで目撃情報が相次いでいます。
11月3日にはマルセイユで駆除のために中学校が閉鎖になったということです。
トコジラミはどのようにして広がっていくのか。
基本的にトコジラミは屋内にいることが多いんですが、衣類やカバンなど手荷物に潜んで、知らぬ間に家に運ばれていく。あるいは郵便物の中にいる、といった例もあるということです。
■最近では殺虫剤の耐性ついた“スーパートコジラミ”も
トコジラミはどういう害虫なのか。
▼体長は5~8ミリ前後で、カメムシの仲間。
▼人やペットの血を吸い、夜行性。
▼生涯に200個~500個の産卵をするということで、繁殖力も強い。
血を吸われた人は、「夜も眠れないほどかゆい」、しかも「4日間ほどかゆみが引かず地獄でした」ということでした。
そして、東京でもトコジラミの相談件数が増えています。相談件数が過去10年で11月16日時点で285件と、最も多くなっているということなんです。
アース製薬の担当者は、「日本では1970年代に撲滅したと言われていたが、海外旅行者や訪日外国人などから運ばれた可能性があるのではないか」と話しています。
また、東京都ペストコントロール協会の担当者は、「最近では殺虫剤などの耐性がついたスーパートコジラミも出てきている」と話しています。
実際に被害のあった豊島区のご自宅で、一般的な殺虫剤を使って駆除しようとしたがトコジラミが残ってしまったというような例もあるぐらいだということなんですね。
■墨汁のような跡の糞には“要注意” 家でできる対策は?
南波キャスター:
トコジラミはどういうところにいるのかというと、
▼カーテン
▼コンセントの内部
▼じゅうたんの裏側
▼マットレスの縁
▼家具の隙間
▼ソファーの裏側などです。
どういうところを好むかというと、隠れられる場所があるところと少し暖かいところで、気をつけなくてはいけないのは、トコジラミの糞です。
墨汁のついたような跡が残っている場所にもしかするといるかもしれないということで、部屋が清潔、不潔はあまり関係ないということです。
家でできる対策は、
▼見つけたら掃除機で吸い取って、捨てるときにはビニールで密封する。
▼市販の“専用殺虫剤”を使う。
▼長期間使わないモノはゴミ袋に“二重に入れて”保管。
▼熱に弱いので、81℃以上のお湯に5分以上つけるなど、熱処理するということです。
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