“今季最強”寒気到来 交差点でヒヤリ…目の前で車がスピン スリップ事故相次ぐ【もっと知りたい!】(2023年11月27日)
この週末、今シーズン最強の寒気が列島を襲い、各地で雪が強まりました。凍結によるスリップ事故が相次ぎ、番組スタッフも一日で3件の事故に遭遇しました。
■冬将軍の到来 “雪の事故”相次ぐ
今季初めての「暴風雪警報」が発表された北海道留萌市では“地吹雪”となり、対向車や歩行者がほぼ見えない状態になりました。
石狩市では25日、数メートル先も見通せないほどの猛吹雪に襲われました。
石狩市浜益保養センター 野村安美センター長:「天気予報でも荒れるということで、警戒をしながら慎重に運転しましたけど。やっぱり、どうしてもホワイトアウト状態になってしまうと非常に緊張します」
急な冬将軍の到来に、各地で相次いだのは、雪が原因とみられる事故です。
番組スタッフは25日の一日だけで、3件の事故に遭遇しました。
■ヒヤリの瞬間 目の前で車が180度回転
雪が凍結した道路での運転は判断を誤ると事故に直結します。
25日、札幌市を走行していた車のドライブレコーダーの映像です。
対向車がこちらに向かってきたかと思うと、目の前で180度回転。事故にはなりませんでしたが、“ヒヤリ”とする場面です。
映像を拡大して見ると、信号が赤から青に切り替わった瞬間だったことが分かります。対向車は交差点に入ってきますが、右から来た車は赤信号で止まれず交差点に進入。それをよけようとした対向車がスピンしたのです。
撮影者:「とにかく、びっくりしました。夜中から降り積もっていて、(路面は)ツルツルの状態になっていました。常に集中しないといけないので、滑るものだと思って運転しています」
札幌市では、11月としては5年ぶりに10センチ以上の積雪を観測。住民は今季初の雪かきに追われました。
近隣住民:「準備はしていたんですけど、まさかこんなに積もるとは思いませんでしたね」
■銀世界に…外国人客は歓喜「素晴らしい」
26日、北海道当別町では車が道路脇の支柱に激突する事故が発生。運転していた、近くの町に住む男性(58)が死亡しました。救急隊が現場に到着した時、路面は凍結していたということで、警察が事故の原因を詳しく調べています。
26日は北海道の占冠や川湯でマイナス13.1℃を観測。今シーズン全国で最も低い気温を更新しました。
世界中から多くの観光客が押し寄せる、運河で有名な小樽市を取材すると…。
オーストラリアから来た観光客:「初めての日本です」「雪を見たのも初めてです。とてもきれいですね」
ニュージーランドから来た観光客:「とても寒いけど、慣れました。雪の風景は素晴らしい。ウィンタースポーツにもいいですね」
■雪に泣く人々も…クルーズ船欠航「急激に冬」
突然の雪にはしゃぐ人がいる一方で、雪に泣く人々もいました。
小樽運河を巡るクルーズは25日、雪と強風の影響で終日欠航となり、およそ250人のキャンセルが出たといいます。
小樽運河クルーズ 氏家尚子主任:「ここまで本格的に降るとは思っていませんでした。急激に冬が来た印象」
店に設置された防犯カメラの映像を見てみると、24日の昼には雨に濡れて黒かった道路が、午後4時ごろには雪で徐々に白くなっていきます。
その後も雪は積もり続け、翌朝には車道と歩道の区別がつかないほどの銀世界になりました。
■宇都宮 関東では今季初の雪
26日は東京都心でも今シーズンの最低気温を更新。また、宇都宮ではこの冬、関東で初めての雪が観測されたため、平年より20日早い「初雪」となりました。
(「グッド!モーニング」2023年11月27日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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