イスラエルとハマス 初の“戦闘一時停止期間” 日本時間午後11時頃にハマスが拘束の人質13人解放へ|TBS NEWS DIG

イスラエルとハマス 初の“戦闘一時停止期間” 日本時間午後11時頃にハマスが拘束の人質13人解放へ|TBS NEWS DIG

イスラエルとハマス 初の“戦闘一時停止期間” 日本時間午後11時頃にハマスが拘束の人質13人解放へ|TBS NEWS DIG

パレスチナ自治区ガザで続く、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘は、日本時間午後2時から一時停止期間に入っています。きょう深夜には、両者が合意した人質解放が予定されていますが、着実に履行されるのかが焦点です。

こちらは、戦闘の一時停止期間に入った日本時間午後2時を過ぎた直後のガザ北部の様子。

原因はわかりませんが、黒い煙が見えたり爆発音が聞こえたりする時がありました。

戦闘休止に合わせてガザへの支援物資の搬入も認められ、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは燃料などを積んだトラックがエジプト側からガザに入ったとしています。

カタール外務省報道官
「我々は恒久的な停戦につながることを目指しています」

両者の交渉を仲介した中東カタールによると、日本時間午後11時頃にはハマスが拘束している人質13人が自由となり、4日間の戦闘停止期間に合わせて50人が解放予定です。これと引き換えに、イスラエルが拘束中のパレスチナ人150人を釈放することで合意しているということです。一方、イスラエルは…

イスラエル ネタニヤフ首相
「我々はハマスの撲滅という戦争目的を継続する。なぜならハマスがすでに(戦闘を)何度でも繰り返すと約束しているからだ」

またロイター通信によりますと、イスラエルのガラント国防相は軍に対し、休止期間は短くその後少なくとも2か月は激しい戦闘が続くとの見通しを示したということです。

戦闘休止の前日もガザの広い範囲を攻撃したイスラエル軍。北部の難民キャンプにある学校では少なくとも27人が命を失い、中部でも12人、南部でも4人の死亡が伝えられています。

では、中継です。戦闘の一時停止期間に入ったガザの今です。記者の増尾さん。

南部スデロットです。戦闘の一時停止から4時間ほどが経過しましたが、後ろに見えているガザからは、現時点では黒煙などは確認されていません。

先月7日の衝突以降、ここで取材するたびに黒い煙や激しい爆発音が響いていましたが、今はそうしたことはなく、静かな状況が続いています。

現時点では合意が破られたという情報はなく、効力は続いているものとみられます。

このあと日本時間午後11時には、ハマスに拘束されている13人の人質の解放が始まり、合意に則ってあす以降も順次解放が続く見通しです。

また、先ほどイスラエルメディアが報じたところによりますと、イスラエル側も合意に則って拘束しているパレスチナ人の女性や子どもの釈放を行う手続きに入ったということです。

現時点では合意に沿った動きをみせていますが、過去のイスラエルとハマスによる戦闘では、停戦後すぐに合意が破られ、戦闘が再開されたこともあり、予断を許さない状況が続きます。

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