第1回“ごみ拾い”W杯 渋谷に21カ国の精鋭集結 世界王者はどこの国に?(2023年11月23日)
「ごみ拾い」にスポーツの要素を加えた競技「スポGOMI」の第1回ワールドカップが、都内で開催されました。21カ国が競った大会で、日本代表チームの奮闘に密着しました。
■日本代表は新潟県の「スマイルストーリー」
ごみ拾い用の器具を持って、続々と入場してくる世界各国の代表チーム。彼らは、ヨーロッパやアジアなど世界21カ国から予選を勝ち抜いた、ごみ拾いの精鋭たちです。
「ごみ拾い」にスポーツの要素を加えた「スポGOMI」は、深刻化する海洋プラスチックごみ問題の周知や、ごみの削減を目的に2008年から日本で始まり、22日、初めてワールドカップが開催されました。
日本代表は、新潟県の「スマイルストーリー」です。
普段は新潟で、海岸や川のごみ拾い活動をしています。ホームの日本といっても、慣れない東京・渋谷の街。日本代表は優勝をつかめるのでしょうか?
■前半は日本代表が1位に! 強豪はイギリス
22日、初めて開催されたスポーツとしての「ごみ拾い」ワールドカップ。
3人1組が決められたエリアで、前半・後半45分ずつ、拾ったごみの量や種類によって与えられるポイントで競います。
早速、大量のごみを発見した日本代表。
日本代表:「たばこ、すごいね…」
一方、強豪と名高いイギリス代表チーム。袋には大量のごみが入っています。
前半終了が迫るなか、両手いっぱいに大量のごみを抱えて戻ってきた、日本代表。この時点での順位は…?
司会:「現在、第1位…Japan!チームスマイルストーリー!」
前半を終えて、日本代表はトップ!
日本代表 高橋智恵さん:「時間のリミットもあるし、自分の体力の限界に向き合った最後の10分間。自分との闘いでした」
■後半戦も終了 運命の結果は?
自らの限界と向き合う姿は、まさにアスリート。後半戦が始まってからも、順調にごみを集めていきますが…。
日本代表:「うれしいのかなこれ、複雑な気持ち」「(ごみが)ないのが、もちろん一番良いんだけどね」「ないのが一番良いよね」
「スポGOMI」の本来の目的は「ごみの削減」。競技中、葛藤する様子を見せながらも、ごみを拾いに拾い…。後半戦が終わります。
日本代表:「お疲れさまでした!」
前半戦では2位だった、イギリス代表のごみも大量です。
運命の結果、日本は惜しくも2位でした。
司会:「第2位…Japan!チームスマイルストーリー!おめでとうございます!」
初代王者に輝いたのは、後半戦で日本代表を追い抜いたイギリス代表でした。
■大会を終えた日本代表「素晴らしいスポーツ」
日本代表 綱本麻利子さん:「皆さんと一緒にごみ拾いというスポーツをできたこと。そして交流できたこと。すごく良かったなと」
日本代表 家後寛之さん:「勝っても負けても、やったことを皆で良かったねと共有できるのは、素晴らしいスポーツだと感じています」
(「グッド!モーニング」2023年11月23日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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