“晩秋の嵐”列島荒天 竜巻やひょう・西日本で季節外れの雪(2023年11月18日)

“晩秋の嵐”列島荒天 竜巻やひょう・西日本で季節外れの雪(2023年11月18日)

“晩秋の嵐”列島荒天 竜巻やひょう・西日本で季節外れの雪(2023年11月18日)

 「晩秋の嵐」が18日も吹き荒れ、西日本では異例の積雪となりました。不安定な大気によってひょうも確認されるなど、各地で荒れた天気となりました。

■“晩秋の嵐”猛威 竜巻やひょうも

 福岡市博多区の繋華街は騒然としました。夜に行われているイベントのテントが強風によって川に飛ばされています。屋台が立ち並ぶ中洲の路上にはテーブルや椅子なども散乱。建設現場ではパネルが風にあおられ、目が離せない状態に。

 博多区では午前中、瞬間的に26.7メートルの風が吹き荒れました。看板が飛ばされるほどの強さです。

 上空に寒気が流れ込み、列島は18日も“晩秋の嵐”となりました。

 湖には白波が立ち、水鳥は波に身を委ねています。琵琶湖では竜巻が発生。灰色の雲から伸びた渦は水面に達しています。

 撮影者:「いきなりゴーッという音が鳴って、空を見たら渦が発達し出して、水面まで付くようになって。10分ぐらいは動いていた」

■西日本では季節外れの雪

 西日本では季節外れの雪が降った場所も。午前7時半すぎの福岡県飯塚市。11月中旬までに福岡で初雪が観測されるのは、実に15年ぶりのことです。

 北九州市で降ったのは「ひょう」です。大きさは1センチほどあったそうです。

 氷の塊は愛媛でも降りました。山あいでは雪が強まります。

 広島県の庄原市。横殴りの雪で街は白くかすんでいます。18日未明には雨で濡れていた市内の道路。雨は徐々に雪へ変わり、わずか2時間で道路は白く染まります。夜が明けると銀世界に。市内では最大で12センチの雪が積もりました。広島県内で11月に10センチ以上の積雪を観測するのは8年ぶりです。

 大雨警報が発表された金沢市。4℃台まで冷え込んだ寒さに加え、風が追い打ちを掛けます。傘が飛ばされないように耐える人も。形が変わるほど強く押さえていました。

 大阪から来た人:「雨よりも風が強いです。濡れちゃって寒い」

 子どもたちの節目の舞台にも容赦ない風が襲います。小倉城のそばにある八坂神社。何かにつかまっていないと立っていられないほどの風が吹き、無残にものぼりは横倒しに。

 首都圏でも風が強まります。横浜市では強風注意報が発表されるほどの大荒れに。観光にも影響が出ました。赤レンガ倉庫へ続くロープウェーは運転が見合わせに。

 大変だったのは屋外で行われたキッチンカーのイベント。

 コーヒー店:「看板を本当は出すが、きょうはコンパクトに営業。さっきの風で飛びそうになったので、しまっている」

 19日朝にかけても激しい雷雨や突風、ひょうに注意が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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