「体感でチェック」“大麻グミ”店代表が語った製造・販売の実態(2023年11月17日)
いわゆる「大麻グミ」を巡る問題で、17日午後、厚労省の麻薬取締部らが製造会社に立ち入り検査を始めました。グミを製造した会社は商品について「体感でチェックしている」と話しています。
■“大麻グミ”「体感でチェック」
17日、厚生労働省麻薬取締部などがグミを製造した大阪の会社に立ち入り調査。
「グミ」を製造・販売 WWE 松本大輔社長：「弊社ではスタッフ間で体感をチェックして、コントロールできる量で調整をして商品として製造・販売しております。私たちのグミはおいしくて体感のあるところが強み」
「スタッフが食べてチェックした」。そう会見で話すグミを製造した会社の代表。
店内は様々な商品が並んでいました。バーのような雰囲気もあり、飲食もできるようです。コンビニ店などでは売っていないグミ。「酩酊感（めいていかん）が強いグミです。初心者の方は半分からお試し下さい」と商品紹介もつづられています。
「グミ」を製造・販売 WWE 松本大輔社長：「（Q.食べた人が体調不良を訴えるケースは？）現在、把握しているのが数カ月に1件、2件程度です。いずれも食べすぎによる『戻してしまう』状態になる方がいる」「（Q.命の別状とか重篤な入院とかはない？質問にはないが、体調不良といったところで…？）戻りましょうか、質問に」「（Q.体調不良のところお聞きしたいが？）質問に戻りましょうか」「（Q.質問に戻る？）既定の質問に戻りましょうか」
報道各社が事前に伝えた質問以外は一切、答えない方針だといいます。
■「成分合法」“大麻グミ”販売継続
「グミ」を製造・販売 WWE 松本大輔社長：「（Q.グミの成分などについて、どんな指摘が？）指摘はありませんでした。製造環境については先ほど申し上げた通り、問題がないというふうな判断をいただいております」
会社担当者：「（Q.グミの成分について指摘がないというのは、今後これから検査するからという理解でよろしいですか？）（事前の）質問にない質問は控えていただけますか」
「グミ」を製造・販売 WWE 松本大輔社長：「（Q.グミの製造販売について適切だった？）ご自身の判断でそれらのグミを使用できない方、言葉が適切かどうか分からないですけど、その方々には今後は販売しません。未然に防ぐための我々の努力として受け止めてもらえればと思います」「（Q.今後に関して“大麻グミ”の扱いは？）私たちが販売しているものは合法の成分になりますので継続して販売します」
■厚労大臣「所持などの禁止検討」
グミに含まれているとみられる大麻由来成分に似た物質「HHCH」。現在は規制されていませんが…。
武見敬三厚労大臣：「速やかに指定薬物として指定を行い、所持、使用、流通を禁止することを検討しております」
「グミ」を製造・販売 WWE 松本大輔社長：「（Q.厚労省がHHCHを指定薬物に検討すると…？）何度も申し上げた通り、愚策だと思います。規制すればするほど新しい成分が開発されて、それらを確かめるのは我々も時間がかかりますし」「（Q.（HHCHが）規制されたら？）そうですね、危険でないものを選んで自分たちで体感をチェックして、リラックス、睡眠等の効果に補助できる製品を販売していこうと」「（Q.製品に大麻成分を入れる必要がある？）我々の存在意義になりますので。それは大麻の良さを世界に広める」
厚生労働省は類似加工物の指定薬物への包括的な指定についても検討を進めたいと考えています。
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