都心の超高級マンションを“爆買い”…中国人“富裕層2世” キャッシュで一括!3億円【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年11月16日)

都心の超高級マンションを“爆買い”…中国人“富裕層2世” キャッシュで一括!3億円【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年11月16日)

都心の超高級マンションを“爆買い”…中国人“富裕層2世” キャッシュで一括!3億円【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年11月16日)

 円相場が1ドル=152円に迫る円安というなかで、中国人の富裕層が今、日本の高級マンションを購入しているということです。20代前半の中国人女性が、都心の3億円の物件を購入するという現場を取材しました。

■中国では珍しい…高層マンションのバルコニーに上機嫌

 都心の高級マンションの内覧に訪れたのは、20代の中国・安徽省出身のキュウさんです。

 不動産会社社長:「どうですか、新居の感じは?」

 キュウさん:「開放感、半端ないですね。窓大きいし、広いですね」

 明治神宮近くの今年完成した高級マンション。駅から徒歩1分の好立地で、開放的な部屋からは「国立競技場」がすぐ近くに望めます。

 90平米の部屋には、広々としたリビングや、食洗機も備え付けの使い勝手のいいカウンターキッチン。キュウさんが気に入ったのは、意外にもグリルでした。

 キュウさん:「割とデザート作るから。オーブンかトースター使うんで、結構便利だなと思って」

 洗面台は2つあり、洗練されたバスルーム。都心の眺めを独り占めできるぜいたくな書斎もあります。

 キュウさん:「カーテン開けても良い。日差しも良くて」「(Q.朝、気持ち良さそうですね)すごく、きょうも天気良いし、ちょうど良いかな」

 バルコニーに出てみると…。

 キュウさん:「すごいな…本当に高い建物なんもない。中国は高いビルになると、バルコニーは開放しちゃいけないというルールがあるみたいで。室外でバルコニーを設置するのが珍しいんです」

 高層マンションのバルコニーは中国では珍しく、キュウさんも上機嫌です。

■中国“富裕層2世” 都心タワマンを現金一括で購入

 普段、創作活動をして生計を立てているキュウさん。大の日本好きで日本語もペラペラです。

 アメリカの大学を卒業し、長年の夢だった日本移住を決意し、今回、自分で住むための家を内覧に来ました。

 3LDKのこの部屋の気になる値段は…「2億8000万円くらい」だといいます。

 なんと、およそ3億円という値段。20代前半のキュウさんには高額に思えますが…。

 キュウさん:「安い方だと思います。北京の中心地辺りの物件は高いです」

 実は、北京や上海といった中国の都市部に比べ、日本の不動産は割安だといいます。さらに驚きなのが、支払いはキャッシュで一括です。

 キュウさん:「実家で持っている家を売って、ちょうど金額があって、こちらにしました」「(Q.ご両親がちょっと援助してくれた?)はい」

 実はキュウさんの両親は、中国の富裕層。ちょっとの援助が「2億8000万円」という。まさに“けた違い”です。

 この日、物件を隅々まで見て、気に入ったキュウさんは…。

 不動産会社社長:「こちら、ご購入ありがとうございます」

 キュウさん:「ありがとうございます」

 この物件の購入を決めました。

 今、中国では円安の影響もあり日本の不動産が大人気に。キュウさんのように高額物件をキャッシュで購入する“富裕層2世”が増えているといいます。

 不動産会社 神居秒算 趙潔社長:「中国と日本のマンションの一番の違いは、管理がちゃんとしてるかしてないか。日本は管理がちゃんとしていて、築古でも結構新しく見える感じ。円安の関係で、人民元を円に換えたら買い得って感じになってる。だいたい去年と比べると、(不動産が)約20~30%は安くなってる」

■投資で港区物件 きっかけは…SNSで不動産紹介動画

 日本で自分が暮らすためのマンションを購入する人がいる一方で、投資用として購入する人もいます。

 上海出身、30代前半のエスさん。中国のマーケティング会社で働いています。

 エスさん:「最初は、日本橋で家を買っても良いのではないかと思いました。その後、新宿や池袋、港区の物件も見ました。あと今、中国人に有名なのが、月島や豊洲です」

 日本の地名がスラスラと出てくるエスさん。ここまで詳しい理由は…。

 エスさん:「実は『日本では620万円で家が買えるから、皆も買ってみて』という動画を見ました。私はそこで、えっ?620万円だったら頑張れるのでは?と思って、買ってみようと思ったんです」

 TikTok 日本の不動産紹介動画:「きょうは皆さんに、東京都心のタワーマンションをお見せしましょう。入り口からチラッと見えたリビングはとても明るいですね~!このお風呂につかりながら、ドラマを見るのは気持ちいいでしょう!」

 軽快な音楽と語り口で日本の物件を紹介。内覧している気分になるこの動画。今、中国のSNSで日本の不動産を紹介し販売する動画が人気に。エスさんもSNSで見た動画がきっかけとなり、日本の不動産に興味を持ったといいます。

 きょう訪れたのは、港区にある物件。エスさんは内覧している様子を記録用に撮影するため、カメラを胸に取り付けて、気合十分です。

■抜群の立地「3億1700万円」物件 資金は親の援助

 部屋に入り、エスさんがまず気に入ったのが…。

 エスさん:「玄関入ってすぐのこのドアがとても良いわ!外から部屋の中が見えないし、中国の人は風水を重視するから」

 不動産会社の担当者:「いったん外から直接の目線を遮断するので、プライバシーも保護できるし、風水的にもいいんで、このドアがすごく大事」

 風水的にも最高だというドアにご満悦のエスさん。そこを抜けてリビングに進むと…。

 エスさん:「部屋の中に柱がないのも、開放的でいいわ!」

 柱のない広々としたリビングに大興奮。気になるのが、水回り。バスルームは…。

 エスさん:「これは本当にすごい!まるでホテルのようだわ。とても広い。他の家はここまで広くなかった」

 不動産会社の担当者:「天井には、レインシャワーも付いています」

 さらに豪華な照明が備え付けられ、キッチンにはオーブンのあるこの物件。1LDKと少し小ぶりにも思えますが、気になるその値段は…3億1700万円です。

 それもそのはず、六本木駅から徒歩5分という抜群の立地を誇ります。

 エスさん:「ここを投資用に買って、貸し出すのも悪くないと思いました。上海の中心部で同じような広さの物件を買おうと思うと、2倍~2.5倍の値段がする」

 会社員のエスさんの親も富裕層。購入資金の多くが親の援助だといいます。

 不動産会社 神居秒算 楊ロン執行役員:「(日本の)マンション投資のニーズが出てきまして。日本は堅実な資産運用先として、一つの選択肢としてありだと思っている。家賃収益は非常に高いので、一つの選択肢として今、上がっていますね」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年11月16日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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