O-157検出…食事提供した事業所の営業禁止 社会福祉施設で33人食中毒 2人死亡(2023年11月15日)

O-157検出…食事提供した事業所の営業禁止 社会福祉施設で33人食中毒 2人死亡(2023年11月15日)

O-157検出…食事提供した事業所の営業禁止 社会福祉施設で33人食中毒 2人死亡(2023年11月15日)

静岡・西伊豆町の特別養護老人ホームで、集団食中毒が発生しました。患者は、男性8人(57~95歳)、女性25人(45歳~103歳)の合わせて33人。このうち、76歳の女性が11日に、81歳の男性が15日に死亡しました。

静岡県:「腹痛、下痢、血便などを呈していると判明。患者の便から腸管出血性大腸菌が検出された」

患者と調理従事者の便から、腸管出血性大腸菌O-157が検出されていて、今月3日に施設で提供された昼食が原因ではないかと推定されています。

静岡県:「ご高齢、死亡に至った方も、急変した方もいる。今後、注視していかないといけない」

O-157は、加熱が不十分な肉などを食べて感染するケースが多いとされていますが、サラダなどの生野菜が原因とみられる事例も報告されています。

岩手大学農学部 品川邦汎名誉教授:「子どもとかお年寄りは発症しやすい、ハイリスクグループに入る。十分に加熱して、食品の中心部まできちんと火が通ったものを食べる。加熱しない場合は、十分に洗浄して、次亜塩素酸やアルコールで(消毒を)」

この施設では、食事の提供を外部の業者に委託していました。委託を受けていた『日本ゼネラルフード株式会社』は取材に対しこう答えました。

日本ゼネラルフード:「大変申し訳なく思っております。保健所と協力し、原因の特定をはかっていきます」

静岡県は、日本ゼネラルフードの事業所に対し、15日から当面の間の営業禁止を命じました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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