早稲田大学生「うちの大学もか」相撲部員を逮捕 “大麻グミ”食べ搬送も 若者に広がる汚染【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

早稲田大学生「うちの大学もか」相撲部員を逮捕 “大麻グミ”食べ搬送も 若者に広がる汚染【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

早稲田大学生「うちの大学もか」相撲部員を逮捕 “大麻グミ”食べ搬送も 若者に広がる汚染【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

大麻取締法違反の疑いで逮捕された早稲田大学相撲部の園田陽司容疑者(20)。15日、身柄を検察に送られました。

園田容疑者は2023年7月、大麻を含む植物片を郵便で送るよう福岡県に住む男(21)に依頼し、譲り受けようとした疑いが持たれています。

警察は園田容疑者が住む東京・東伏見キャンパスの寮を家宅捜索し、スマートフォンなどを押収しています。

園田陽司容疑者
「個人戦では一勝でも多く勝って爪痕を残せるように頑張ります」

園田容疑者は1年生当時、
こう意気込みを語っていましたが、
一体何があったのでしょうか。

逮捕を受け、現役大学生は・・・

早稲田大学3年
「『うちの大学もか』と思って率直に残念」

早稲田大学3年
「身近に急に迫ってきているなという実感で少し怖い」

■大麻成分でも“CBD商品”は規制対象外…シャンプーや歯磨き粉なども

井上貴博キャスター:
皆さん、大麻についてはさまざまな考えをお持ちかと思いますが、海外で一部医療として使われている規制対象外の成分もあれば、もちろん規制がかかっている成分もある。そして、人間が手を加えて新たにできた合成化合物というものもあります。

ここからみていくのは、今に始まったことではないのですが、近年徐々に増えている“大麻グミ”についてです。救急搬送が相次いでいます。いくつかニュースが入ってきました。

11月3日、東京で大麻グミを食べたとして、20代の男女4人が体調不良を訴えました。

そしてその翌日、これも東京でした。武蔵野はらっぱ祭りで40代の男性がグミを配っていましたが、それを受け取って口にした10~50代の男女5人が体調不良を訴えました。

なぜ配っていたのか。そして、なぜそれを受け取って食べたのか。そのあたり詳しいところはよくわかっていないところもありますが、この配られていたグミは、大阪府の会社が作っていたことが新たにわかりました。

袋には「HHCH」と記されており、これは規制されている大麻成分に似せた合成化合物。法律では規制の対象外ですが、全国的に流通している可能性も、身体に悪影響を及ぼす可能性もあるということです。規制が追いついていない、後追いになっているということも、こういったところからおわかりいただけるかと思います。

一言で大麻といってもさまざまな成分があり、規制の対象外になっているものもあります。その代表的なものが「CBD」です。抗てんかん作用、抗不安作用ということで、海外では一部治療薬として医療の分野で利用されている。「大麻は医療で使えるんだ」という意見があるかと思いますが、その部分の根幹をなすのは、このCBDという成分です。

物質としては、日本でも規制の対象外になっています。そういったところから、このCBDを含んだ商品が海外から輸入されている現状があります。

ここに挙げるのはごく一部ですが、口にするものでもグミ、チョコ、コーヒーなど。あとはシャンプー、アロマオイル、歯磨き粉などもありますね。リラックス効果があるということで、CBD製品を取り扱う専門店もあるような状況です。

■税関もチェック不可能…“合法商品”にも禁止薬物が含まれる危険性

井上キャスター:
一方でもちろん、規制の対象の成分も多くあります。それがたとえば「THC」。幻覚などの精神作用を示すもので、規制対象です。

これと近しい「THCH」というものがあります。2023年8月4日以降に「指定薬物」として禁止されました。つまり裏を返すと、2023年7月までは禁止となっていませんでした。これに規制がかかったということです。

“THCH商品”を食べて救急搬送されるという例も多くあります。20代女性はグミを食べた直後に気分が悪くなって、幻覚の症状を訴えます。

40代女性は通販で購入したカプセルを飲んだ。通販などで簡単に手にすることができます。上半身や顔にしびれ、2日間意識不明になったということで、人によって症状はさまざま、出方が変わります。大変重いということもあるわけです。

専門家、法科学研究センターの雨宮正欣所長に話を伺いました。「“合法商品”などと称して禁止成分などを含んだものも存在する」。あとは合成したものですと、新たなものが出てきますので、中に何が入っているのかよくわからないという状況もあります。

雨宮所長いわく「税関などでチェックされているがすべてを確認するのは不可能」ですので、「これは合法です」と謳っているものの中にも禁止薬物を含んだものがある。そういったものも多く広まっているということになるわけです。

ホラン千秋キャスター:
規制されていないCBD成分を含んだ製品というのは、本当によく目にするようになりました。

「あっ、これは大丈夫なんだ」という心理的ハードルが下がることで、実際に大麻成分が入っているものにも手を出してしまうという方も中にはいらっしゃると思うのですが、非常に危険ではありますよね。

萩谷麻衣子 弁護士:
今の話を聞いて、かつての危険ドラッグの状況を思い出しました。

規制ドラッグについては、規制されているも…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20231115-6121566)

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