宝塚歌劇団の25歳女性急死 「強烈なパワハラ」「常軌逸した長時間労働」遺族側訴え【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年11月13日)

宝塚歌劇団の25歳女性急死 「強烈なパワハラ」「常軌逸した長時間労働」遺族側訴え【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年11月13日)

宝塚歌劇団の25歳女性急死 「強烈なパワハラ」「常軌逸した長時間労働」遺族側訴え【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年11月13日)

 今年9月、宝塚歌劇団に所属する女性が急死した問題。遺族側が死亡の原因は「長時間労働とパワハラ」だとし、歌劇団に謝罪と補償を求めた。宝塚歌劇団は、外部弁護士による調査結果を近日中に公表する方針だという。

■「強烈なパワハラ」「常軌逸した長時間労働」遺族訴え

 遺族代理人 川人博弁護士:「上級生のパワハラもあり、健康を損なって亡くなった」

 25歳の女性は、なぜ亡くなったのか。遺族が訴えたのは、上級生による「強烈なパワハラ」だった。

 おととし、上級生からヘアアイロンを額に当てられ、やけどを負ったという女性。このやけどについて、一部週刊誌が“いじめがあった”などと報じると、歌劇団はすぐに「事実無根」と否定した。

 その後、女性が亡くなると、歌劇団は先月7日に会見を開き、改めて否定した。

 宝塚歌劇団 渡辺裕企画室長:「加害者も被害者もおりません。ヒアリングの結果、本人たちもそんなことはなったと。ただ、(ヘアアイロンが)“当たった”という事実はあり、そこは確認しております」

 遺族が10日に発表したコメントでは、「劇団は、娘が何度も何度も真実を訴え、助けを求めたにもかかわらず、それを無視し捏造隠蔽を繰り返しました」と訴えた。

 さらに、遺族側は「常軌を逸した長時間労働」も女性を追い詰めた原因だとしている。

 川人弁護士:「同じ期のメンバーが当初8人いたが、(女性が)亡くなった当時は2名しか活動していませんでした。本来8人でやるところを2人で行うのは無理な体制。約1カ月半、わずか1日3時間程度の睡眠しかとれない状況が続いた。劇団はこうした状況を当然知っていたわけですけど、改善措置をとらなかった」

 遺族の訴え:「8月半ば以降、娘の笑顔は日ごとに減って、つらく苦しそうな表情に変わっていきました。娘の疲れ果てた姿が脳裏から離れません」

厚生労働省は悩みを抱えている人に相談窓口の利用を呼び掛けています。どうか1人で悩みなどを抱え込まず、「こころの健康相談統一ダイヤル」や「いのちの電話」などに相談して下さい。

▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556
▼「#いのちSOS」0120-061-338
▼「よりそいホットライン」0120-279-338
▼「いのちの電話」0570-783-556

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年11月13日放送分より)
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