ガザ市のシファ病院で新生児含む12人死亡 「病院として機能していない」(2023年11月13日)

ガザ市のシファ病院で新生児含む12人死亡 「病院として機能していない」(2023年11月13日)

ガザ市のシファ病院で新生児含む12人死亡 「病院として機能していない」(2023年11月13日)

 イスラエル軍がガザ地区のシファ病院へ攻勢を強めていることを受けて、イスラム組織「ハマス」が人質交渉を一時中断していることが分かりました。

 イスラエルは、地下に「ハマス」の重要拠点があるとして、ガザ市のシファ病院の周辺に地上部隊を展開しています。

 パレスチナ保健省などによりますと、シファ病院ではイスラエル軍の攻撃により、建物の一部が破壊されたほか、発電用の燃料が足りず電気が使えなくなり、これまでに新生児2人を含む12人が死亡しました。

 さらに、保育器の中の乳児37人に死亡のリスクがあり、患者やスタッフの飲料や食料もないということです。

 また、100人以上の遺体が埋葬できていないということです。

 ガザ地区全体では35の病院のうち23の病院が機能していません。

 WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は、「シファ病院はもはや病院として機能していない」と述べました。

 一方、イスラエル軍は12日、シファ病院の近くに300リットルの燃料を届けたとして動画を公開しました。

 また、ネタニヤフ首相もアメリカのNBCニュースのインタビューで、「病院を運営し、保育器を動かすのに十分な燃料を提供したが、ハマスに拒否された」と述べました。

 これに対し、ハマスは受け取りを拒否したとの事実はないと否定し「300リットルの燃料は発電機を30分間しか稼働できない」「病院の患者や乳児などを軽視している」と主張しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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