全体のわずか0.7% 最高級ブランド・越前がに「極」とは?(2023年11月10日)
“最高級”のブランドガニをご存じでしょうか。漁で1匹も捕まえられないこともある最高級「極」とは。
■越前がに全体のわずか0.7%
食べればたちまち、うまみが口いっぱいに広がる今からが旬のズワイガニ。
仲買人:「極どうでしょうかね。ドキドキですね」「出ると思いますよ。盛り上がらない、極、出ないと」
皆が心待ちにする極とは。福井県で水揚げされる雄のズワイガニは冬の味覚の王者、トップブランド「越前がに」として知られています。
その越前がにのなかで、さらに厳選された最高級ブランドガニが極と呼ばれているのです。重さ、甲羅の幅、爪幅の基準。さらに、傷なし、姿や形が整っていることが条件のため、越前がに全体の0.7%未満しか選ばれることがない、まさに究極のブランドガニなのです。
しけの影響で解禁から2日遅れて「越前がに漁」は、ようやく初日を迎えました。
カニ漁師 小平一博船長:「プレッシャーというか緊張しますね、漁に出られないと」
岩に引っ掛からないように潮の流れを計算しながら深さ250メートルほどの海底に網を沈め、1時間ほど引いた網を巻き上げると雄の越前がにや雌の「セイコがに」の姿が。沖に出てから丸一日。船には大漁旗が掲げられていました。
カニ漁師 小平一博船長:「最近は海の状態が良くなかったので最初はどうなるかなと。でも出てみると思ったより良く、良い漁ができて良かったです」
果たして“極”は取れたのでしょうか。初競り初日は豊漁で、例年の倍以上の6時間を超えました。セリ人の腰には極のタグが。認定されるとカニに取り付けます。1.58キロのカニは今シーズン初めての“極”認定です。
■“激レア”初競りで260万円
“極”第1号は福井市の飲食店が260万円で落札。
株式会社わらび 中村敏明社長:「きょう、もしかしたら出ないのかなと思ったが待ったかいがありました。客が来店するので、このまま持って帰って調理して提供する」
■石川県では「輝」1匹だけ認定
福井県の「極」の他に、石川県では「輝」という最高級ブランドのカニがあります。こちらも9日の初セリで1匹だけ認定され、300万円で競り落とされたということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く