神田副大臣「精査する」繰り返す　4回も“税金滞納”　「金欠」は否定(2023年11月10日)

神田副大臣「精査する」繰り返す　4回も“税金滞納”　「金欠」は否定(2023年11月10日)

　過去に税金の滞納を繰り返していた神田財務副大臣（60）。10日も国会で「精査する」という答えを繰り返しました。

■神田副大臣　4回も“税金滞納”

　税金を納めてもらう側の財務省の副大臣が繰り返し税金を滞納していた問題。

　立憲民主党　本庄知史議員：「副大臣、単刀直入に伺いますけども、滞納や差し押さえを4度も繰り返した理由、金欠で税金を払えなかったんじゃないですか？」

　神田財務副大臣：「『金欠か？』という点については、そのようなことはございません」

　滞納は2013年以降、合わせて4回。いずれも固定資産税で、名古屋市から自身が代表を務める会社が所有する5階建てのビルを4回差し押さえられていました。

　立憲民主党　本庄知史議員：「今年分はきちっと納税されたんでしょうか？」

　神田財務副大臣：「本年分は確認を致しましたところ（滞納は）ございません」

　立憲民主党　本庄知史議員：「4回の差し押さえが解除された時期なんですね。2013年12月、2014年6月、そして今年1月。これ、すべて国会議員の夏と冬のボーナスの時期と重なっているんですね。偶然にしてはあまりにもドンピシャだと思うんですが、国会議員のボーナスから捻出して支払われたんじゃないですか？」

　神田財務副大臣：「その点についても、ただ今、精査をしているところでございます」

　10日も「詳細は精査中」として具体的な答弁を避けました。

■「早めにケリを」与党内も“諦め”

　立憲民主党　安住国対委員長：「4回も滞納して差し押さえって、こういうの常習犯って言うんですよ。それを財務副大臣って。悪い冗談だよね？あり得ないもん」

　「職務を全うしたい」と話していた神田副大臣ですが、ここへ来てトーンダウン。

　神田財務副大臣：「私が判断することにおいては控えたいと考えております」

　自民党ベテラン議員：「ここで辞めさせないとまた続報がどんどん出てくる。財務副大臣として道義的責任があるでしょう。どう考えても」

　政府与党内からも辞任を求める声が上がっています。
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