何度も出没 罠の窓から…クマの“鋭いきば” ニワトリも襲撃?(2023年11月10日)

何度も出没 罠の窓から…クマの“鋭いきば” ニワトリも襲撃?(2023年11月10日)

何度も出没 罠の窓から…クマの“鋭いきば” ニワトリも襲撃?(2023年11月10日)

 ニワトリ小屋が襲われるなどクマが繰り返し現れていた住宅で10日朝早く、クマ1頭がわなに掛かっているのが見つかりました。

■ニワトリも襲撃?何度も出没

 猟友会の男性がわなの窓を開けると、捕獲されたクマが顔を出しました。食い破ろうとしているのでしょうか、大きな牙(きば)でわなにかぶり付きます。鋭い爪も確認できます。

 朝早く、宮城県栗原市のニワトリ小屋で仕掛けていたわなにクマ1頭が掛かりました。この場所には今月に入り、クマが何度も出没。ニワトリの餌(えさ)を漁っていたといいます。

 住民はライトを設置するなどして対策を講じていましたが、8日夜に再び姿を現すクマ。ライトが点灯しますが、気にする素振りなくニワトリ小屋に向かいます。そして…。

 被害に遭った住民:「(クマは)ここから爪で開けて入った」

 壁をこじ開けて侵入し、2羽のニワトリを襲ったということです。

 被害に遭った住民:「初めてだからこうなったのは。ここ30年ぐらい住んでいるけど」

 被害を受け、県がわなを設置したのは9日夕方のこと。それから1日も経たないうちにクマの捕獲に至ったのです。

 被害に遭った住民:「一発で(クマが)引っ掛かったでしょ。すごいなと思って。家族が午前1時半ごろテレビを見ていて、(わなを)見ようと思って来たらガリガリガリって変な音がしていて、それで俺を起こしに来た。着替えて来てみたら(わなに掛かっていた)状態で。安心したと思って」

 クマが掛かったわなは地元猟友会によって運び出されました。しかし、住民はまだ不安を拭えないようです。

■「また来る可能性」住民に不安

 近所の人:「これで終わってもらえばいいんだけど、また(クマが)来る可能性がないわけでもない」

 日付が変わるころ、ニワトリ小屋から1.8キロ離れた橋の上にクマが出没しています。付近には他にもクマがいる恐れがあり、注意が必要です。

 地元猟友会:「例年だとクマは山の方に戻る時期。冬眠に入る時期もそろそろ。早く冬眠に入ってほしいんだけど」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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