「水量16倍」濁流も…自撮りに殺到 SNS映え狙い?水しぶきの中ダンス(2023年11月8日)
通常の16倍に水が増えた「イグアスの滝」。ここに観光客が殺到し、大量の水が降り注ぐ場所がSNS映えを狙った自撮りスポットとなっています。
■「水量16倍」濁流も…自撮りに殺到
激しい水しぶきを浴びながら軽快なリズムに合わせてダンス。大量の水が降り注ぐなか、自撮りや記念撮影も。人々の背後には巨大な滝が。世界三大瀑布の一つとされるイグアスの滝です。ブラジルとアルゼンチンにまたがる世界最大の滝。流れる水の量は平均毎秒150万リットルですが、ここ最近の大雨で通常時の実に16倍にまで増加したのです。
その後、水量は徐々に落ち着いてきたものの増え続けているのが観光客。滝のブラジル側は大型連休と重なったため人が殺到。4日間で約2万5000人が訪れたといいます。しかし、滝のアルゼンチン側では桟橋が流される被害が発生。さらに、水が遊歩道に迫るなどしたため一部のエリアが立ち入り禁止になっています。
■“まるで川”メキシコ南部を大雨襲う
大雨の影響はメキシコでも。寒冷前線による大雨が降り、メキシコ南部で川が氾濫。水が激しく流れ込んでいるのはバナナ農園。まるで川のようになってしまいました。
■海水温の上昇で“乗馬漁師”ピンチ
気候の変化による異変はヨーロッパの海でも起きていました。海の中に馬。実は彼らは漁師。世界でも珍しい「乗馬漁師」なのです。世界無形文化遺産にも登録されているベルギーのエビ漁。しかし、現在ある変化が…。
エビ漁師:「エビの漁獲量は減っています。太西洋の海水温が上昇し、別の魚が増えているのです」
今年、大西洋の一部で急激な海水温の上昇を観測。海水温の上昇が海洋生物に悪影響を与えていると専門家は指摘。2頭の馬で網を引っ張り、浅瀬にいるエビを捕らえる伝統的な漁法。地元の漁師たちは今後、続けられるか不安を抱いています。
■「スーパーフォグ」視界が真っ白
ところ変わってアメリカでは異常ともいえる気象現象が再び発生。青い空が一変、急激に霧に包まれていきます。「スーパーフォグ」。山火事の煙と霧が重なり、極めて白い霧が発生したのです。
まるでキツネに摘ままれたように、あっという間に視界から車が消えてしまいます。場所はアメリカ・ニューオーリンズ。ここでは2週間前もスーパーフォグが発生し、160台の車が絡む多重事故が発生したばかり。
ニューオーリンズ 国土安全保障局長:「走行中の車は、まずスピードを落とすことを心掛けて下さい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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